皆既日食
世の中日食で持ちきり。
僕も天文は好きなので、曇ってるだろうと思いつつ畑に出て作業しつつ日食を待っていた。すると数組の親子連れが畑の前の公園に集まってきたので一緒に見ることに。
全員観測用の遮光眼鏡を持っていて、中にはデジカム持参のお母さんもいて関心の高さが伺える。
あいにくの曇りだけどうす雲の中から時おり欠けた太陽が見えて楽しい数10分だった。すこし子供たちに遮光眼鏡を借りたり。曇っていたおかげで裸眼でも目を焼くこともなくみえたのだけど。中には皆既日食と部分日食の違いがわからずぐずっている子もいた。
京都では最大食分0.809だから8割ほど太陽が月に隠された。結構暗くなるものだ。
とまあこれは美しい自然の営みだけど、同じ自然の営みでも問題は雨。
1週間で200mm以上の降水量
である。今日未明の雨は累計66mm。そして日没あたりに降った雨が26mm。昨日が22mm。おとといが62mm。この3日だけでも176mm。
200mmといえば京都の通常の7月の月間降水量とほぼ同量。
畑が乾く暇もない。いくら水はけがよくなったとはいえ、限界が来たようで畝はともかく通路はほとんど水浸し。
こんな状態。水中でカナブンの幼虫が死んでいる。短時間に冠水した証拠。脱出する暇もなく酸欠になったのだろう。
ゆっくりと降ってくれる分にはいいのだけど、こうもまとまって降られるとそりゃ水浸しにもなる。このままだと作物が根腐れしてしまうので、排水溝まで溝を掘って水を出す。臨時に畦の一部を切って直接排水溝に流したり。
というわけで今日はスパイダーモアなどの機械を入れられる状態でもなく、排水処理を第一に。除草も手でかれる部分だけ少し進めた。
大豆予定地もトロトロ状態で播種がどんどん遅れてしまっている。あと3日は無理だろう。予報では土曜日まで晴れ(少なくとも雨は降らない予報)。これがあたったら土曜日に耕運から播種まで一気にやるつもり。これを逃すと日曜日に雨の予報なのでヘタをすると8月になってしまうかも。
近所の農家さんも「もう雨はいらん」と嘆いていた。毎年何かしら起こるなぁ。