ヤサイエンジン

ちょっと長いので別エントリーに 

麦のリビングマルチ？
実際はそんなご大層なものでもなんでもない。「マルチにした麦が...（10/09）」 の続報。マルチした麦の籾殻に大量の実が含まれていて雑草化してしまって失敗したなというエントリーだったのだが...。

最近少しづつミニ白菜が大きくなってきて気づいたことがある。
普通に栽培しているハクサイに比べてマルチング材として麦の籾殻を使ったところのハクサイが虫にも食われずとてもよい調子なのだ。

こちらが株間に麦が雑草のように茂ったハクサイ。成長は遅いがそろいが良い。

こっちが普通に栽培しているほう。マルチング材としては鴨の敷料。種まき時に乾燥を防ぐために極薄くマルチした。

ちょっと寄って撮影してみると...
麦マルチ
いつもの栽培
（上）麦が株間にやたら生えているけど葉にも光沢があって虫もついていない。葉が下葉まで立っている。多少成長は遅い。
（下）雑草はないが葉の光沢が少なく虫も多い。

条件の差は多少はある。いつもの栽培をしている畝の周囲はニンジンなどの畝を挟んではいるけど他のアブラナ科も多く虫が集まりやすい。麦マルチのほうは片側が隣の畑でもう一方はアブラナ科。
施肥状況では多少いつもの栽培をやっている畝が比較的多肥。といっても元はここから移植したのが麦マルチのほうなのでほとんど同じといっても良いかもしれない。

これは本当に麦の効果なんだろうか？だとしたらすごい。怪我の功名もいいところなのだがまだもう少し実験をしないとなんともいえない。
ひょっとしたら隣の畑の農薬のドリフトということもありうるし。
ただこれが本当なら他の作物にも応用できそうだし、麦の収穫は食用じゃなく全部こういう用途に使っても良いくらいだ。

いずれにしても通路の麦はともかく、畝の上の麦はハクサイよりも背が高くなるのは間違いないので時機をみて刈り取らなければならないな。