読書 「わたしの有機無農薬栽培」
読書 「わたしの有機無農薬栽培」わたしの有機無農薬栽培先日図書館から借りてきた本。ノウハウ本というより体験記に近い。山林を伐り開いて作った畑地にものすごい量の牛糞堆肥を投入して5年で有機無農薬栽培で多種の野菜を作った著者の体験記。1平米あたり100kgの牛糞堆肥をすき込むというすごい力技で、安価大量に堆肥を手にいれるというのは一般的にはなかなか条件が厳しいのであまり真似できる方法とは言えないかも。ただ効果は劇的で固い山土が数年で30cmぐらいの耕土層が出来上がったらしい。現在の僕のやり方である大量の有機物を上に敷く方式だともう少しゆっくりした変化だろう。2,3章の土に関する様々な実験はペットボトルなどを使っただれにでもできる実験なので試してみる価値はある。おもしろそう。害虫の調査などもなるほどと思えた。開墾4年目にイノシシの被害があったらしいが、これは身につまされるというか…。というのも少々ワケがあって。僕の地域では獣害はほとんどないに等しい。今のところ。ただ隣の市(京都市)ではヌートリアの被害が出始めたようでちょっと危機感を感じていたりする。ヌートリアは水辺に住む大きなネズミみたいな生き物で外来帰化動物。当然淀川水系である宇治川にもやってくるのはもう時間の問題だということだ。こまった。うちの猫の匂いでも畑につけておけば来ないんだろうかとか、犬でも飼うかなんて思ったり。話がそれた。まあとにかくこういうやり方もあるんだなといろいろ参考になった。