Blue Sky Complex

ようやく今日で06のしのぎも終わり。晩に家族で忘年会を予定していたのだが、流れ残業になってしまい遅刻して参加することになった。ここ数日間の暖かさはどこかへいってしまい、風は強く、バイクで帰宅しているうちに身体は冷え切ってしまった。

帰宅して着替えて、行きつけの寿司屋に向かう。歩いていてもつま先に血が戻ってこない。店に入って熱燗を二合飲んだが、なかなか身体が温まってこなかった。食欲も進まず、小鉢をつついてばかりで、握ってもらったのはほんのちょっとだった。寿司屋に行って、あんまり寿司を食べなくなったのはいつのころからだろうか。そのうち僕も炭水化物を摂らずに、アルコールとちょっとした料理を食べるだけというふうになっていくのだろうか。

ほどほどに食べて飲んで、お開きに。
家に帰ってもうちょっと飲もうと思い、途中にあるスーパーでつまみを買った。

しかし、部屋に戻ってコートを脱ぎ、手を洗ってうがいをしていたら、突然何もかもが面倒くさくなってきた。同時にインディ・ジョーンズの転がってくる岩のような睡魔に襲われた。ハリソン･フォードのようにうまく逃げ場所を見つけられれば良かったが、残念ながら自分自身からは逃げられないようだ。

入浴もせず、歯も磨かず、コンタクトレンズをはずすことも無く、弾き飛ばされたボウリングのピンのように、ベッドに倒れこんだ。とりあえず靴下だけ脱いで見ると、両足のつま先は死体のような白さになっていた。でもそれを暖める元気も出てこない。

もぞもぞと掛け布団の下に入り込む。

電気消さなきゃ、と思っているうちに意識を失った。


写真は母が職場でいただいてきた花束から。