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December 5, 2006
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カテゴリ:ふたつのスピカ
●ケイとシュウ

早朝。図書室。

ふだんからお気に入りの場所として入り浸ってるシュウとは違い、
珍しく朝からその場所でパソコン相手ににらめっこするケイ。

ケイは、獅子号被害者リストを調べていました。

その目的は、アスミの気になる人・桐生の名前があるかどうかを
確認するため。

・・・彼の所属するひまわり園は、災害などで親を亡くした身寄りのない
子供たちを保護する施設。

ケイは、そこから、彼女たちの世代での大きな災害~獅子号事件~に目を付け、
すぐさま朝から調べているのでした。


そして、彼女は思いがけないことを知ることになるのです。


ケイ


アスミ自身も、獅子号事件の被害者であるということを・・・。










●マリカと府中野

朝。

かもめ寮から下る長い階段。

その階段の前を毎朝原動機付き自転車で通過する府中野。

その日も、何気なく階段に目をやり、
延々と続くそれにうんざりしてみるのでした。

・・・と、そんなところへ、マリカちゃんが降りてきたり。



「鴨川さんだったら 先に出たわよ」


「たまたま通りかかっただけだろが」


「そう」


 ・・・


「乗せてってやろうか 学校まで」




意外な顔をするマリカちゃん。

それでも結局、乗せてもらいました。


そして目にする、素晴らしい風景。




マリカ




「鴨川には この道 教えんなよ


 星といい 桜といい
 
 あのバカは上ばっか見てるから

 危なっかしくてしゃーない」










●アスミ

朝。

何もかもが、いつにも増して上の空のアスミ。

電信柱に頭をぶつけてうっかり謝ったりなどするのでした。


・・・そんな現場をこっそり見ていた、ライオンさん。

彼は、ぼーっとしているアスミに軽く渇を入れ、
それから自分はしばらく出かけることを告げて、
すぐに退散するのでありました。









●桐生

放課後。

桐生は、アスミに返してあげられなかったロケットのキーホルダーを探し、
いろんな店をわたり歩いていました。

・・・でも、同じものは、見つかりませんでした。


あきらめてひまわり園に帰った桐生。

門には、ケイが待っていました。

無視して中へ入ろうとする彼に、ケイは、
あるひとつのことだけ言い残して、去って行きました。


「アスミも 獅子号の事故でお母さん亡くしてるんだ」












●アスミと桐生

夜。かもめ寮。

アスミを尋ねて、ケイがやってきました。

そっとメモを渡して、長居はせずに、立ち去るケイ。

そのメモには、桐生のいるひまわり園の地図が描かれていました。


・・・
日を改めて、ひまわり園を訪れたアスミ。

しかし、彼はまだ帰っていませんでした。


アスミは、その足で、彼の通う北星高校へと向かいます。

しかし、たどり着くも、既に正門は閉まっていました。


帰り道。川を渡る橋の上。

ふと川辺をのぞくと、そこに桐生はいるのでした。

何かを必死に探している桐生。

すかさず駆け寄り、手伝い出すアスミ。


少しずつ、言葉を交わし始めるふたり。


「おまえの母親も・・・・・

 獅子号の事故で・・・・・ 死んだのか?」


「・・・・・・・・

 うん・・・・・」


「だったらどうして 

 ロケットに乗ろうなんて考えるんだよ」





 桐生












・・・

後日。

アスミの元には、つぎはらぎだらけの、
ちょっと見た目は変わってしまったキーホルダーが、
返ってくるのでした。


アスミ














・・・・・
まとめるのに、数日かかりました。

このお話、いろんな人のエピソードが錯綜してて、
それでそのどれもが外せなかったりと、
なんかもうどうしたらいいものやらと・・・。


それでもなんとか考えて、ちょっと作ってみました。

でもなー、あかんかなー。

あかんかったらごめんです。

とにかく、重要なお話だったわけです。

ケイの号泣が、ンモウ身にしみてきたわけです。

キーホルダーが戻ってきて微笑んだアスミを見て、
これ以上ないくらいホッとしたわけです。


11巻も出てきたし、意外にHotな「ふたつのスピカ」。

また日が空かないうちに次も書くですよー。












ふたつのスピカ5巻
ふたつのスピカ(5)

ついでに、ふたつのスピカ11巻





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最終更新日  December 5, 2006 10:22:28 PM
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