八人のサムラーイ<あいこら>
裏学園祭・ミス坂下門コンテスト。このイベントたるや、毎年文化部くクラブが行うゲリライベントなるものだそうで、お化け屋敷を追い出された傷心のハチベエ、その特別審査員として参加の要請がかかるのでございました。さあ、そおんな今年のミス坂下門コンテスト、果たしてどおんなステキなことが起こったのでしょうか?・・・学園祭も終わりの時間となり、後片付けへと移行しようとした頃。校内放送にて「特別イベント」の知らせが流れるのでございます。これにより、急遽、体育館へと移動していった生徒一同。皆が集結したところで、灯りが落ちる体育館内。静まりかえる場内。そして・・・「Ladies & Gentlemen!! Welcome to this program!! Ha, ha, ha, 待たせたな諸君!! 今年もいくぜ、学園祭名物企画!! ミス坂下門学園コンテストォ・・・・・!!」・・・アナウンスとともに、生徒たちったら、異様なまでの盛り上がりを見せるのでございました。高揚したこのムードの中、大会プロデューサーのあのお方が、華麗にもあらわれてくださるのです。大会プロデューサー・エル・マルティネーテ氏文化系クラブの影の首領であり、その正体を誰も知る者はいない、まさに謎の男なこのお方(渋沢氏談)、謎のオーラで、神々しくも宣言するのです。「青春の熱き魂を燃やし、グランプリを勝ちとるのじゃ!! それが坂下門魂!!」続きざまに、実行委員の厳正なる審査で(ホントは文化部連合の偏見のカタマリで)選ばれた美しき候補者さまがたを、またも華麗に読み上げてくださるのでした。No.1 天幕桜子特長:目。No.2 月野弓雁特長:オパイ。No.3 八ツ橋あやめ特長:くびれ。No.4 筋居スウ特長:声。No.5 染谷藍特長:和服美人。No.6 鶯谷梅香特長:ロリ。No.7 三ノ輪万七特徴:デブ。(参考文献:「世界の孫」月刊アフタヌーン連載)・・・そうして、この中からナンバーワンを選ぶべく、審査がいよいよ始まるわけでございます。第一次審査・セクシーなわとび審査。オパイフェチシスト・辰巳氏が提案した、オパイの醍醐味を存分に味わうための、仕組まれた審査でございました。思惑通り上下に揺れてステキに輝く弓雁ちゃん's オパイ。しかしハチベエ、こおんなことでは満足しません。なわとびとて、揺れるにしたって、所詮上下の動きのみ。そういう欠点を瞬時に見抜いた、違いの分かる変態紳士前田ハチベエ15歳、さらなるオパイの正義を追求した審査を提案するのです。それは・・・・バランスボード審査上下ばかりでなく、左右の動きも取り入れたこの見事なまでのステキ審査に、少しばかりオパイにうるさい辰巳氏も、手放しで大喜びしたとか、しなかったとか。これを皮切りに、英雄ハチベエ、次々とステキ審査の提案を持ちかけるのでございました。●顔のアップ審査中、桜子さんにいらんお買い得情報とかをリークし、より瞳の輝きを増加させることに成功。●ボンテージスーツ仕様・あやめ姫に、ちょっと工夫でロデオマシーン。あやめ姫 on the ロデオマシーン。●セクシーボイス・スゥちゃんには、フ○ンス書院文庫の朗読を。●和服美人の染谷さん。和服で尻文字あいうえお。ありがとう日本!!(個人的に今回最大のツボ。ほんっとにありがとうニッポン。)●梅香ちゃん。ロリはロリ。・・・こおんな具合で、数々のステキ審査は執り行われ、みんなそれぞれ大満足のまま、無事にすべてを終了するのでありました。で、いざグランプリを決めるにあたり、実行委員の方々、自らが推すステキパーツびとこそふさわしいと、一歩も退かないご様子で、もめにもめるわけでございます。んもう、文化部どうしでありながら、殴り合いとかやるほどに。そおんな中で、ひとり冷静・紳士ハチベエ、皆をなだめることに専念していたわけですが、会場でもなにやら騒がしいことに気がつくのでございます。そう、観客どもも、もうすんごい暴動を起こしてました。なんちゅうか、さすが、ルール無用の運動会をやり続けていた学園でございます。きっと、ここの生徒どもは、校長を筆頭とする優れた教師陣により、些細なことでも血が猛りまくるよう、エリート教育されているに違いありません(YM(ヤングマン)パワー)。・・・こおんな、にっちもさっちもいかない状態で、英雄ハチベエ、ふと思い立ち、マイクを手にし、こう叫ぶのでございました。「自分にとって最高だと思った女なら、誰がなんと言おうが最高なんだ!!それでいいじゃないか、みんな!!」この、魂のこもりまくったアツキ言葉に、深く感動した民衆。手を取り合って、大会そのものの成功を、純粋に喜び合うのでございました。・・・一方、エントリーした女性の方々に、主催者側とばれてしまったハチベエ及び文化部連合、いらん審査とかのワビを美しくつけさせられることになるのでありました。キャンプファイアの刑に処せられる勇者どもしかしそこには、真の支配者・エル・マルティネーテ氏の姿は、既になかったのでございます。まったく彼は、どんな素性をお持ちなのでしょうか。ほんとにほんとに、謎でございますね。おもろかったらクリックしてネ!!web拍手