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February 2, 2022
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カテゴリ:映画




上映が始まると、大海原が映画館の大画面一杯に広がった。
冷たそうな深い色をしたアメリカ東海岸の海。
小さな漁村に暮らす家族はこの海で漁をして暮らしている。

美しい、美しい…
もう、映画の出だしから僕の頭の中はアメリカに飛んだ。

僕は25歳まで日本から外に出たことがなくて、そのくせやたらと外国に憧れていた学生時代、たまに映画館で観る洋画が僕の外国体験だった。今思うと。
映画館の暗闇で自分の居場所を見失って、大音量で頭がぐらんぐらんになって、二十歳前後の僕はいともあっさりと映画の中に吸い込まれていって、十分外国に行った気分になっていた。

そして今回、エンドロールまで2時間は、あっという間のアメリカ旅行だった。

感想を書いているつもりなので、ある程度ストーリーも書き残したいところだけど、見終わった今の気分を僕の筆力で表現し切ることは、かなり不可能な気がしている。

タイトルのCodaはChildren of Deaf Adultsの略で、聴覚がない親を持つ、聴覚がある子供という意味だそうです。

漁村に暮らす一家は、そういう境遇なのだけど、この映画は教育的なメッセージがにじみ出てくるようなものでは全くなくて、分類すればコメディドラマになるかもしれない。下ネタも多いのでPG12に指定されてしまってもいる。

笑いというか失笑というか苦笑いというか、そう言う場面を楽しみながら、僕は感動で涙していた。

例えば、映画から一切の音が消えた1〜2分の間に映し出された両親の嬉しそうな表情。
ステージ上から家族を見つけ、耳の聞こえない家族に聴かせるように歌い上げる娘の笑顔。

どれもみんな素敵でした。
本当に素敵でした。





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Last updated  April 28, 2023 10:43:34 PM
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