テーマ:旅のあれこれ(10281)
カテゴリ:外国の記憶
クアラルンプールの中心部(KLCC)にものすごく大きな国際会議場があった。 当日はシンポジウムやセミナーや展示ブースが館内のあちらこちらで開かれていて、最小限の移動だけでも相当な距離を歩いた。 広すぎて、施設がどのくらい大きいのか感覚としてつかめなかったくらい大きな会議場だった。正直なところ、どこまでも会議場が続いてるように思えた。たくさん道にも迷ったし。 これだけ大きな会議場を一年を通じてイベントで埋めていくのはなかなか大変ではなかろうか、こんな大会議場を地方都市に建てちゃったら大赤字だろうな…と、ふと思ったけど、実際のところどうなのだろう。 首都の真ん中のコンベンション施設だから断るのが大変なくらい予約が詰まっていたりするのかもしれない。余計なお世話だったらごめんなさい。 そして、ステージ上のパネリストや展示会場の各ブースで説明している人たちはもちろんのこと、あちこちに立つ警備の人たちを含めて、会場内のあらゆる人たちが流暢に英語を話していた。マレーシアってこういう国だったっけ…と呟きながら、なんだか俺たちヤバいと思った。 正確な同時通訳装置がタイムラグなしで機能する日が来ない限り、言葉の壁は僕にとっては常に分厚い。会場のざわめきや喧騒に入り込めてるとはとても言えない僕自身が歯痒くて、やっぱりかなりヤバかった。 もう少し言えば、会議場だけでなく、クアラルンプールの街を歩いているとどこに行っても皆さん普通に英語を話していたのも僕にはすごく印象的だった。 会場で一緒になったマレーシアの男性に「皆さん英語に不自由しないから外国旅行や出張はあまり苦にならないのでは?」と聞いてみた。 「日本はすごく便利で、仕事も勉強も遊びも日本語で情報が手に入る。僕たちは外国語を話さなければならないから話せてるだけだと思うよ。」と笑顔で即答された。 日本語とそれ以外の言語は構造が違うとか、語学脳の作りが違うとか、日本人が余り外国語を得意としない理由はいろいろ言われてるけど、彼の認識によれば「話さないから話せないのですよ」ということらしい。 そうかもしれない…と思った。 クアラルンプールはすごく活気に溢れていて、かつて日本が言われた「日の出ずる国」という言葉が滞在中度々よぎった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 6, 2024 10:19:01 PM
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