夏、週末の夜。Jリーグの試合を観に行った。
試合開始は午後7時。空が暗くなっていくに連れてLED照明に照らし出されたスタジアムは美しさを増していった…のだけど、なんと、メガネを持っていくのを忘れてしまい、やや近眼の僕にはピッチを走り回る選手の姿がボンヤリとしか見えなかった…
間抜けな自分に今さらながらガッカリ…
それでも、清水エスパルスのフォワードの足がめちゃくちゃ速いことと、ベガルタ仙台の14番が後半から登場してすぐに試合を支配し始めたことと、どちらのチームもピッチの両サイドまで幅広く使って攻め上がろうとしていることは、ぼやけた僕の目にもしっかり見えた。
気迫と気迫がぶつかり合う良い試合だと思った。
僕はコアなサポーターのように熱い声援を送るわけでもなく、選手を良く知っているわけでもなく、サッカーに詳しいわけでもないのだけど、サッカー観戦はすごく楽しい、といつも思いながら観客席に座っている。
観戦歴だけは長い。
夕涼みを兼ねて…と言うには蒸し暑かったこの夜も、すご…!、とか、ほぉ~、とか、え…?、とか呟きながら、試合開始前からボルテージの高いスタジアムの雰囲気を、スタンドの一角で楽しんでいた。