ウリエルとエノク書1
「第一エノク書」の中にウリエルの名前が出てきます。例えば9章1節"And then Michael, Uriel, Raphael, and Gabriel looked down from heaven and saw much blood being shed upon the earth..."「ミカエル、ウリエル、ラファエル、そしてガブリエルは地上に大量の血が流れるのを天から眺めました・・・」ウリエルはサリエルと言われることもありますが私が持っている英文エノク書でははっきりとふたつの名前が分かれています。さて、話をもとに戻します。地上に大量の血が流れているのを天から眺めた四大天使。どうして、こんなことになったのでしょう?第6章1節地上では人間に子どもが生まれ美しい娘たちに成長しました。2節天の子、天使たちは美しい人間の娘たちを見て「さあ、人間の娘たちの中から僕たちの妻を探そう!!」***第一エノク書の始まりですぐにこのような劇的な展開になります。十人の天使たちは、それぞれ美しい娘を妻にして人間の娘たちに「愛嬌」(お守り)「好奇心」などそして、植物との親しみ方を教えました。天使と美しい娘との間に生まれたのはなんと! 巨人!!その巨人たちは、猛獣のように暴れ食べ尽くします。人間を妻にした天使たちは武器、装飾品の作り方占星術、星座、天体について教えましたが人間はどんどん堕落して遂に叫びは天まで届きました。***四大天使はそんな地上の様子を天から見ていたのです。***天使というと優しくて、いつでもお願いを叶えてくれる存在というイメージが強いのですが聖書正典に出てくる天使を調べてみても自分だけの力ではどうしようもない問題や難題がある時に登場します。これからエノク書に出てくるウリエルについて数回まとめてみることにします(c)2011 byエンジェル研究会参考文献:「天使辞典」創元社"The Book of Enoch - Second Edition"Guadalupe Baptist Theological Seminary Press editionby Ronald K. BrownOriginally published in 1997 by James C. Winston Publishing company, Inchttp://www1.ocn.ne.jp/`koinonia/apoca/3enochoutoline.htm