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カテゴリ:耐震偽装問題
・小嶋証人喚問から一夜明け、朝刊各紙をいつもよりていねいに読みました。証言拒否の回数を数えた新聞もありました。読売は27回、東京は30回と。「一体何しに国会に来たのか」(毎日社説)というのが、どなたにも共通した感想でしょう。昨日の証人喚問のようでは、意味がありませんから、どう国会は見直すのでしょうかね。まじめにやっていただきたいですね、近くで見てますよ。付添い人の弁護士は小嶋社長を防御したと自己満足しているかもしれないけど、「かえって疑惑が深まった」(朝日社説)、「耐震構造の疑惑をさらに深めた」(読売社説)。
・昨年10月25日の建築確認機関「イーホームズ」社での姉歯元建築士などとの会合後も、ヒュ―ザーが欠陥マンションを販売していること(日経など)、イーホームズ社長が「小嶋社長が地震で倒壊したときに発覚したことにすれば良いなどと言っているが、この辺りは明らかな偽証」と話しています(産経など)。この点は、欠陥物件と知りながら販売したということで違法性の認識ありの証明になるでしょうし、国会での証言がウソ、そして偽証罪立件への最短距離という感じです。この二人の社長はホームページ上でも責任のなすり合いを展開してますが、国会でも捜査でも二人に徹底的に対決していただいて、ウラを取ればウマクいくのでは。その点、国会での参考人質疑、証人喚問のやり方に工夫が必要です。二人並べてやるとか・・。小嶋再喚問は当然よっ! ・政界工作では、名前が上がった次期総裁・首相をねらう安倍官房長官を守り、「伊藤氏(元国土庁長官の処遇が(野党との)取引材料になっても仕方ない」(産経)という自民党サイドの考えらしいですが、一寸先は闇の世界ですから、そんなにうまくいくでしょうか。 ・各紙を読んでの結論は、「疑惑は深まった、国会の仕事はこれからだ」(日経社説)にまったく同感。 ・とくに毎日新聞、読売も事件の経緯を時間の流れにそって整理していましたが、分かりやすく、頭の中を整理するのに助かりました。健闘賞を差し上げます。この言葉だけですけど・・(笑い) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月18日 17時23分49秒
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