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カテゴリ:米国産牛肉
■予告編 すでにBSEが原因でヒトが発病?メキシコ経由で米国産牛肉日本上陸?
今回は、ニューズウィーク2月8日付け記事の要点を紹介します。 遠くからウシの頭を見てチェック 企業利益優先の輸出許可証明書発行の実態 解決策を考えましょう 1 疑問 マイク・ジョバンズ米農務長官の言葉を借りれば、今回、日本に危険部位つきの米国産牛肉が輸出されたのは、「人為的ミス」であり、例外的は出来事というけれども、そうだろうかと疑問を提起し実態を取材。「検査官も日本への輸出要件は知っているはず」との証言を引用。ではなぜ知っていながら・・ 2 食肉処理場検査の実態 大規模な工場では、すべての牛を一頭一頭綿密に検査することは不可能に等しい。遠くから牛の顔を見て、異常の有無をチェックしているのが実情。 3 企業利益優先で輸出許可に圧力 現役・元検査官の話として、輸出要件を満たしていなくても輸出承認の証明書に署名するよう、会社側やFSIS(米農務省食品安全検査局)の上司から強要されることがあるとして、具体的な証言を紹介。「製品を実際に見ていないのに署名を強いられるのも珍しくなかった」、「いちばん大事な任務は、消費者の利益を守ることだと思っていた。まさか企業の利益を守ることが優先されるなんて、思ってもみなかった」。 4 結論 「アメリカの世論や政府上層部が圧力をかけないので、FSIS(米農務省食品安全検査局)はなかなか変わらない」と食品問題の専門家。記者トレーシー・カーペンターは「日本への牛肉輸出再開問題でもその体質を変えられないとすると、もう打つ手はないのかもしれない」と記事を結んでいます。 5 私の感想 そう悲観的にならないで!日本では全頭検査を実施していますが、アメリカは「非科学的」という態度。日本の消費者や日本政府がアメリカに対して、全頭検査、徹底した牛の追跡(トレザビりティー)を実施するよう主張し続けることが、アメリカの消費者の利益になるでしょうし、結果的に生産者の利益、アメリカの国家的な利益にもなると思います。安全な牛肉であれば、私もあのステーキを安心して食べてみたいですね。 6 予告編 ■次回は、BSEがすでにヒトのヤコブ病を発病させているという同じくニューズウィークの記事を紹介します。 ■またまた大疑問、大問題です。米国産牛肉輸入停止->メキシコ輸入拡大-ー>メキシコ経由で米国産牛肉日本上陸?! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月04日 21時50分52秒
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