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カテゴリ:米国産牛肉
週刊プレイボーイ2月14日号が、この問題を報道しています。
メキシコからの牛肉輸入は2003年には、わずか200Kgだったのに、2005年には4、400トンに急増したとして、米国産牛肉のメキシコ迂回輸入の可能性を指摘しています。 すでに2004年に山田正彦衆議院議員が国会で質問し問題を提起していましたので、ご紹介します。出典のHPは次のとおりです。 http://www.yamabiko2000.com/modules/smartsection/item.php?itemid=12 *** メキシコから米国産牛肉が迂回輸入のおそれ 米国産牛肉の輸入再開協議が日米間で進められているなかで、メキシコとのFTA協定、原産地表示の問題で、私は11月5日の経済産業委員会で、メキシコからの牛肉輸入問題を取り上げて、その安全性を糾した。 メキシコからの牛肉輸入は、平成15年はわずか0・2トンしかなかったのに、今年に入って8月までに601トンと急増している。アメリカでBSEが発生して輸入禁止になったあとと、期を一にしているのだ。 アメリカとメキシコは、90万頭くらいの牛が自由に無税でメキシコからアメリカに行き来しているほどの緊密な関係で、牛と肉そして肉骨粉が自由に行き来しているのである。 そのメキシコは、実はEUのリスク評価ではレベル3というアメリカ並みの汚染度とされている。加えて危険部位の除去は行われていない。さらにメキシコのBSE検査は、年間400頭しか行われておらず、アメリカで年間2万頭しか検査されていないのもずいぶん少ないが、メキシコはさらに少なく、全く検査されていないといってよいのである。 また私の調査では、メキシコから胃、大腸・小腸などの内臓部分も大量に輸入されていることがわかった。内蔵部分は危険部位に近く、解体処理の方法が適切でなければ、汚染の危険が大きいといわれている。 今年7月に、メキシコから韓国に輸入された牛肉にアメリカ産牛肉が混入していたという事件があり、韓国はメキシコからの輸入を中止している。再三述べてきたように、日本の検疫制度のゆるやかさ、原産地証明確認が書類上だけまたは表示のチェックだけで行われていることなど考えると、日本にもアメリカ産牛肉がメキシコを迂回して輸入されているのではないかという疑いが大変濃い。 入手した資料、8月14日付のメキシコからの輸入証明書によると、「ショートプレート」という牛の腹膜に近い部位も含まれている。これはアメリカではほとんど捨てられる部分で、アメリカから輸入されて日本の牛丼などに使われていた部分である。これもアメリカから迂回輸入されているおそれがないだろうか。 日本の食の安全を守るために、レベル3のメキシコからの牛肉輸入、ましてやアメリカからの迂回輸入の疑いのある輸入が、十分なチェックなしに増加していくことは、政府も直ちに食い止めるべきであろう。 2004年11月 山田正彦 *** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月05日 13時23分52秒
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