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カテゴリ:きもの
知り合いから
「姉の形見の着物を山ほどもらってきたんだけど、 どうしたものだか…助けてくれない?」とのお誘い。 着道楽な方のコレクションだからこれは見せていただかねば!! てなわけでお宅訪問。 いや、本当に山になってるし!! 着物は付下げ、訪問着が多くて、それに付随して袋帯多数。 私のラインナップとはあからさまに逆方向で楽しいぞ! 知り合いは、着物に興味もあるし着付けも習ったことがある。 でも、自分で着て出かけるってことは無い。 これから着物で遊びたいけどとっかかりが欲しい感じかな? 私がどこに行くにも和装なのを知ってて、 どんな場所にどんな組み合わせにしたらいいか聞きたいようだ。 うーん… 持ち物のほとんどがパーティー、歌舞伎、クラシックコンサート以上。 かなり華やかできちんとしたものばかりで、普通の主婦にはあんまり 着る機会のなさそうな、「趣味で買い集めた着物」感満々。 うらやましいやらもったいないやら。 そのあたりは山になってる袋帯をあれこれ乗せてみて、 彼女の好みに合いそうな組み合わせを作って写真を撮っておく。 問題になるのはやっぱり小紋、色無地、紬だわねぇ。 小紋は鮫小紋、更紗が何枚か。 鮫に紋が無いからお茶席からお芝居くらい。名古屋帯にしたらお買い物も行けるね。 色無地は紋アリと無しがあって、刺繍の入ってるのとか暈かし染めのも。 紋付きとか刺繍の入ったのには袋帯を、それ以外は洒落袋、名古屋帯もOKってことで分類。 基本的には一枚の着物に帯も一本だけ合わせる。 最初からあれこれやると混乱するだろうからね。 更紗と紬については洒落袋と名古屋帯を次々乗せて、 「この組み合わせはアリ」「これは無し」と自由にできることをアピール。 ある程度の格の上下はわかってる人だから、 乗せて見せればアリか無しかはなんとなくわかるみたい。 鉄板となる組み合わせには小物も乗せて撮影。 まずは間違いない組み合わせで、自分で着てお出かけしてみよう! 自分が着ると町を歩いてる着物人や呉服屋さんが気になってくるはず。 そしたら組み合わせ方や、買い足したい小物がわかってくる。 終盤に出てきたよ。絵羽織。 着丈は短いし、色も彼女の好みじゃない。 けどいい柄が入ってるんだよ!! 今は全然いらないと思うだろうけど、着るようになったらこれ 名古屋帯に仕立て直すとすごくいい帯になるよ! 処分しないで持っることをおすすめするよ! 私も奥野さん↓に仕立て直してもらいました。 着物からのリメイクに必要な作業工程を、割安のセットにしています。着物を名古屋帯に、リメイクパック。 着物の袖丈も何種類かあったけど、とりあえずは長襦袢とパズルのように合わせて ぴったりなやつ着ればいいよってことで。 私は年に2枚くらいずつ洗い張りして、マイサイズに統一して仕立ててきました。 小紋、紬はほぼ同じ袖丈ばかりになったので柄の長襦袢の着回しができてよかった! 彼女はサイズはそのままでよさそうなので、 とりあえず必要になるのは着付けの練習と、外出する勇気ですな! 大丈夫!すぐに慣れるよ。 これから涼しくなるから益々着やすいよね。 まずは美術館くらいがおすすめです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年09月11日 00時09分03秒
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