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カテゴリ:自分史・仕事
履歴書と面接でうそをつく人。これには参った。自分の経歴を誇張することは許される。ただ履歴書にウソをかけば、詐欺に等しいことになる。 先日の日記で経理の求人について書いたのだが、早速レジメを送ってきた日本人女性がいた。履歴書をざっとみてそれなりに経理の職務経験があって、「この人でいいじゃん」と思ったくらい好印象だった。るんるん気分で面接をセットアップようとしたのだけど、そこで待ったをかけた人がいた。 「これウソだよ~!」 この人、今うちの会社に臨時で働いている経理のKおばちゃんだ。10年以上の経理経験をつんだ経理のプロで、今のうちの会社の経理管理をいろいろアドバイスしてもらっている。 このKおばちゃん、実はこの人の職歴で書かれていた会社で経理担当として働いていたことがあるのだ。しかも、その経歴に書かれている期間と重なっていた。 「こんな人いなかったよ」 Kおばちゃんによると、この会社の従業員は5人しかいない小さな会社で、経理は全部自分で担当したという。年商300万ドルくらいの企業が2人経理担当がいたということは考えにくく、ウソが書かれていることが面接のまえで分かってしまったのだ。 ■ ウソつきと面接をするべきか? Kおばちゃんは履歴書でうそをつく人は、「面接する意味がない」という。ただ、なんせ応募してくる人が少ない(今まで2人)し、Kおばちゃんの会社とは同じ名前に別会社かもしれない(100歩譲ってね)。 しかも、僕が求めている人材というのは、
ということから、いい人で正直に話してくれれば10年前の経歴詐称は見逃してもいいと判断し、面接することにした。 ■ 経歴詐称疑惑解明作戦 そこで、経歴詐称疑惑の作戦として、
そして、今日の面接をむかえたのだが、結果は「経歴詐称が事実であった」ということが分かったことと、その人は「ウソを隠し通した」ということだった。 出資した会社名とビジネス内容はKおばちゃんと一致したことを確認してから、正直の経歴詐称について聞いた。最初は驚いた様子だったが、彼女は「それはないです」と言い切った。 その当時担当だったKおばちゃん(フルネーム)を知っているかと聞いたところ、 「いや~、私はAP(買掛)担当でしたので。。。確か、AR(売掛)担当はもう一人いましたが、名前までは覚えていません」 ここまで聞いて、もう経歴詐称は実証された。
履歴書が正しければ、12年ぶりのKおばちゃんとの再会となるはずだったのに、とっても皮肉だ。 ■ 「上司からの指示まち」の人で仕事ができる人はない 経歴詐称の除いたとしても、この女性は「上からの指示まちをするタイプ」の人で、仕事のレベルは低いと面接から判断できた。
まあ、おそらく「これこれやってくれ」とお願いすればきっちりやってくれる人だろう。 ただし、「上司からの指示まち」の人で仕事ができる人はない。仕事ができるひとは、他人から(仕事やタスクを)与えられなくても自分でやる。 こんなこと、どっかで書いたことを思い出す。
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