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テーマ:ニュース(100000)
カテゴリ:米BSE・狂牛病問題
とっても、久しぶりのブログです。アメリカでものすごいニュースがありました。
【ワシントン17日時事】米カリフォルニア州にある食肉処理会社ウエストランド/ホールマーク・ミート・パッキング社の施設で自力歩行が困難な「へたり牛」が虐待されたり、食肉処理されたりした疑いが浮上している問題で、米農務省は17日、同社が過去2年に製造した生鮮・冷凍牛肉製品約6万5000トンの自主回収に踏み切ると発表した。牛肉の自主回収としては過去最大。 BSE(牛海綿状脳症)感染牛は歩行困難の症状を示すことが多い。同省はへたり牛の食肉処理を禁止するとともに、その疑いがある場合には同省に通報し、判断を仰ぐことを義務付けているが、同社はこの規則に違反していたという。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080218-00000019-jij-int それらを、食肉加工し、学校の給食に配送されていたというそうで、この事実はとてもショッキングです。 このニュースにある「へたり牛」は狂牛病の問題のある牛です。まず、このリコールのキッカケとなったビデオを下記リンクからご覧ください(Click to playをクリックしてください)。 https://community.hsus.org/campaign/CA_2008_investigation?qp_source=gaba89 このビデオをみれば、足がよたよたした牛や、立つこともできない牛がいっぱいいます。それら牛は病気に感染しているとおもわれますが、その中でBSE感染の牛は何割をしめるのでしょう?さすがに米農務省も、この事実を隠蔽させることができないとあきらめたのか、リコールの指導になったのでしょう。 狂牛病問題にかんしては、2年前にアメリカで狂牛病の牛が発見されてから詳しくこのブログにも書いてきました。本当にアメリカの実態はひどいもの、情報がかさなるとおもいますが、下記にまとめます。 ■ BSEの発端 狂牛病の発端は、70年代のオイルショックまでさかのぼります。イギリスでは家畜でつかう干草の供給がすくなく、家畜であまった動物をくだた肉骨粉を飼料として食べさせていました。通常、この飼料を作るときには、消毒として過熱処理をおこなっていましたが、オイルショックで加熱処理の時間を短くしました。仮説では、その熱処理をおこなったがために、10年間の潜伏期間をへて牛がBSE感染し、その90年代にBSE感染しました。これがイギリスの出来事。 その後が問題です。イギリスでは、肉骨粉の使用が禁止されました。しかし、肉骨粉の製造メーカーは大量にあまり在庫を破棄するため、輸出しました。アメリカに大量の肉骨粉が輸入され、牛に食べさせたのです。 その一部は日本にも、いきそれが原因でBSE感染していました。もちろんこれは、アメリカでも大量のBSE感染牛はいる根拠ともいえます。 (でも、アメリカではたったの3頭だけ?それはうそ) ■ ヤコブ病の集団感染 その証拠に、アメリカでヤコブ病患者が増えています。えっ、でもアメリカでヤコブ病患者? 人間にBSE感染すると10年の潜伏期間をへて、脳細胞がスポンジ状になくなります。通常ヤコブ病は、100万人に1人の割合で自然発生する難病ですが、牛海綿状脳症(BSE)の病原体によっても発症します。 さて、この100万人に1人の割合の難病のはずが、アメリカ各地でヤコブ病患者が大量発生しています。 New Jersey州:1987-1992年 Pennsylvania 州 1993年 Florida州1994年 Texas 州 1996年 Oregon州 1996年 New York 州 1999-2000年 Idaho州: 2005年 ニュージャージー州の小さな町で13人がヤコブ病でなくなった話は、TBSの報道特集で放送されたくらい有名な話。それらなくなった13人の共通点は、ある競馬場のレストランで食事していたことです。 そのレストランの名物料理は「T-Boneステーキ」。T-Boneは特定危険部位にしていされていて、日本では食べられません。 また、アイダホ州は、6人が集団感染し、5名がヤコブ病で亡くなっています。 ■ アルツハイマー病の10%はヤコブ病? (さらにこんな情報もご参照) エール大学神経病理学科外科部門の研究チームの検討を含め複数の研究で、剖検によりアルツハイマー病あるいは痴呆症と診断されていた患者の3~13%が実際はクロイツフェルト・ヤコブ病に罹患していたことが判明したとしている。 米国では毎年アルツハイマー病と診断される患者が400万人、痴呆症患者は数十万人が発生していることから、最も少なく見積もって12000人以上のクロイツフェルト・ヤコブ病患者が検出されず、公式統計に含まれない可能性がある。 実際、アルツハイマー病と診断された死亡患者数は1979年には857例であったものが、2000年には50倍以上の5万例近くとなった。 http://www.asyura2.com/0311/gm9/msg/362.html ■ BSE検査の実態 アメリカのBSE検査は、年間生産量の1%しか検査しません(日本では全頭検査)。しかも、検査対象は生産者側の任意で、歩行が困難なへたり牛は「ちょっと検査でひっかかりそうだからやめよう」とすることができます。そのゆるゆるの検査で狂牛病(BES)感染牛は、3頭も見つかりました。 この事実から言えば、BSE牛はもっといるのが当たり前なのに、米農務省は、「統計的にBSE牛は発生率低い」とし、BSE検査を停止しました。事実上、BSE問題を隠蔽したのです。 っとまあ、この事実を知ったときに、牛肉を食べることを極力さけるようにしました。 まず、 1.牛のひき肉は買わない/食べない 2.マクドナルドなどのジャンクフードはたべない(ただしIn&OutはOK) アメリカの農務省はそれにしてもひどい。このニュースを知ってから久しぶりに、農務省への怒りとともに、皆さんと情報をシェアできればとおもいました。 ご参考まで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.18 14:53:37
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