日本フィル 第570回東京定期演奏会 第1夜
今日も信じられないくらい仕事を早く切り上げ、サントリーホールへ。今週3回目のサントリーホール。そろそろレセプショニストのお姉さん方にも、顔を覚えてもらいたいところだ。今日はあいにくの雨だったが、ベルリン・フィル主席ヴィオラ奏者の清水直子さんのコンサート、否、日本フィルのコンサートなので、朝から気分は良かった。日本フィルの演奏は、確か、高校生か大学生の時。現在の音楽監督である、小林研一郎さんが指揮で、グリーグのピアノ協奏曲やら、チャイコフスキーの1812年をやった時のことを思い出す。かれこれ10年以上ぶりの日本フィルの演奏。今日の印象は、全体的に雑然とした感じ。プログラムは、以下。北爪道夫/《様々な距離》についてモーツァルト/VnとVaのための協奏交響曲ストラヴィンスキー/バレエ音楽《火の鳥》以上、3曲。指揮は、沼尻竜典氏。北爪氏の曲は、日本フィル・シリーズとして彼等が取り組んでいる作品の第39作目。最後、調が解決しないまま終わってしまうのが、かなり印象的。終始パーカッションが生き生きと演奏していた。今日のプログラム。本命は、勿論モーツァルト。先週のヴィオラ・スペースに引き続き、清水直子さんの登場。ヴァイオリン・ソロの町田女史は、今回、お初にお目にかかります。この組み合わせ。誰が発案したのでしょうか。日本人ウケする組み合わせか?と思いきや、結構、空席が目立ちました。ヴィオラは、半音高く調弦して、明るい音色にして他のパートから浮き立つようにします。今日の清水さんも、とってもよく鳴っていました。表現力の幅が一人だけずば抜けていたように感じたのは私だけでしょうか。とっても素晴らしい演奏でした。後半の火の鳥。1910年版ということで、いくつの版があるのかは知りませんが、耳慣れているのとは違うと言うことだけは分かりました。弦のソロが多かった。今日の日本フィルの演奏も、躍動感があって、良かったです。ハープが3人というのも凄いですね。アマチュアでやるとしたら、トラが何人必要なんでしょうかね。経済的に無理です。でも、いつかこのような大きな曲もやってみたいです。今日は、良い音楽を聴けて、ぐっすり眠れそうです。そして、明日の楽しみ!