マインドマップ読書術
トニー・ブザン先生はビジネス系の人と考えられている向きもあるかもしれませんが、元々、教育者で、学力不振の子供の力を伸ばすことを得意とされていました。ブザン先生にあるセミナーで直接、質問させてもらいました。「特別な支援が必要な子供たちにはどのように指導すればいいのでしょうか」その答えは、ブザン先生ならではでした。「特別な支援が必要な子供たちと彼らを見るのではなく、普通に才能豊かな子供たちと見ればいいんだよ」もちろん指導のやり方はその子供たちに合わせたやり方で、と私は受け取りましたが、なるほど、と思いました。みんな才能豊かな子供たちなんだ、それをどう引き出すかを考えればいいだけなんだ。「マインドマップ」という方法は有効な方法の一つでしょう。この本の中では読むときの眼の動きのことも触れられています。読むときの眼の動かし方、指のリードのやり方、読書後の考えのまとめ方の方法は参考になります。子供から大人までもっと有効に勉強したい人、学び方を学びたい人にお薦めしたい本です。