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アメリカに来て5年間ほど、この家にずっとあったElectroluxの キャニスター型を使っていた。
20年、もしかしたら30年くらい前のものらしい。
これが嫌になるほど重い。本体だけで10キロはあるだろう、キャニスターったって引きずるのに一苦労。
しかも長細くって 居間から廊下にと移る際、ゴンッと柱に当たる。
で、壊れるのは 柱の方。(涙）当たったところ、えぐれてるじゃないか。

優れ物ってこういうのをいうのか？ ひたすら頑丈で壊れない、っと。

夫の祖母が その昔、娘（つまり夫の母）と 夫の長姉、次姉にも(彼女たちが結婚した際）贈ったものらしい。嫌々使う私に、これはNonnaがくれたものだから、とか、掃除機に一番いい物を買った、とか 彼は言い続けたが、正直 2度の妊娠期間出産直後、これを使うのは苦痛だった。
最小限にしか使ってなかったさ。(笑）

それで 嫌味を言われながらも、夫が時々 それを使って掃除してた。キャニスターを持ち上げながら。

パパのおしごと、なんて ある絵本に 掃除機をかけているお父さんの絵があって、それを見てから 少しぼやきが減った。でも事ある毎に incapace と言われていたけど。

1年ほど前、壊れそうな家庭をそれでも守ろうと努力していた頃、片道2時間半ほどの大手の日系スーパーに連れていってくれた。

で、Saleで安価な、そして と～っても軽い (日本人には普通の重さよ）日本製のキャニスター型掃除機を買った。

や、やっと...掃除機が手軽に使える!



それなのに。

2ヶ月ほど前に､ 急にヘッドが ガラガラガラっとやかましく鳴り... 仕方ないから修理を試みて開けてみたりしたのだけれど、そうすると今度は カーペットの埃を掻き出すローラーが 回らなくなった｡

保証期間内かもしれないけれど、あまりにお手軽価格だったため 説明書やレシートを別に取り分けていなかった。
一年以内に部品がおかしくなるとは 夢にも思わなかったし｡

日本のメーカーなのに､ これかい？(涙）

本体は壊れてないから使えるものの、居間のカーペットには埃の塊が ヘッドの動かないローラーにくっついて、役に立たない。


で、昨年あたりから(日本製のを買った直後に）やたらいろんな店頭に出ていたDysonのアップライト型を買う事に。


運が良かったのか、または 3日に渡って これでもない、あれでもない、ここの価格はこう、あっちのお店ではこう、と奮闘した結果、一番気に入ったモデルを一番良い値段で手に入れる事ができた。
しかも店員さんが、試してみる? と言って ストック分を開封して組み立て、ああ、でもこれが最後のストックなのよね、このモデルは。 開封したから、10ドル引いとくわ。
うちのギフトカード100ドルが 今日までならついてくるから、次回の買い物に使ってね。

定価に対して80ドルのセール製品だったから、定価に対して190ドル引きで手に入れたのだった。



で、既に組み立ててあるDysonを車で持ち帰り(組み立てに悩まずにすんだ)、早速 人一人分が立つ程度の小さいスペースだけチョコチョコ動かしたら。


綿飴製造機から綿飴が吹き出すごとく、埃が...埃が...！
すごい吸引｡


その居間のカーペットって、実はこれも すごく古い。
明るいローズピンクが 長年土足で入られた結果、ブラウンとしか言えない。（ここでも涙）
カーペットクリーニングとか、カーペットを替えるという案を、夫はことごとく拒否していたのだ。
カーペットを取り去って床だけにする、とか、居間の構造を変える、とか、家を建て増す、とか そういう大きな計画を頭の中で膨らませて それまでは無駄だから何もしないんだと。


そんな、掃除機使用のモニターに使えそうな 古くて汚れきったカーペットをDysonで掃除しだすと、 すごいことになった。
砂様の土埃が ザーッとタンクに溜まっていったのだ。

それでもカーペットの色は変わらないけど。というか、カーペット自体 本当、取り替えたいんだけど。



そんなことをしている最中、asaさんから電話をいただいて 忙しい、今？ と聞かれた。(笑）

いえいえ。夫が Overnight Visitation で子供たちを預かっているので、全然。
なんて 答えて、

それから話に花が咲いて、
ありがたいなー、イタリア在住時代の 特別な時のお友達って...。 しみじみ感じたりして｡


楽しい長電話の後､ 子供たちを迎えに行って､ そしてその夜｡


私と伊織が 咳を伴う風邪をひいた。




思うに､ Dyson は カーペットに残っていただろう数年前のウィルスを掻き出してしまったのだ...多分｡
2年半ほど前､ 日本に里帰り後に こちらに戻った冬､ すごい咳を伴う強烈な風邪を 私と子供たちがひいたことがあった。（ちなみに夫は...ひかなかった｡) 一月くらい外出できなかったのだ、あの時は｡


今回｡
小梅も咳は出ていたものの､ それ以外は大丈夫｡
私は咳と喉｡
伊織は... 咳､喉､発熱｡
で、5日ほどして快方に向かったかと思ったら､ みみがアウチイイ、と言い出した｡

Ear infection。
こればっかりは抗生物質投与でないと治せない。

というわけで、彼は10日間のペニシリン系シロップのお世話になっている最中。


あとで、Dysonは壊れやすいという評価も ブログサーフの中で読んだりして ちょっとドキッとしたりもしますが。

でも、今のところは いい買い物でした。


ああ、それにしても カーペット。取り替えたい...。