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とてもワーキングマザーとは言えない 一クラス 一日 一レッスンのイタリア語 教職。（時間外に 授業時間の何倍も働いているんだけどね。）それでも、今の子育て状況からいうと 給料はさておき、理想に近い仕事の条件。 平日のスケジュールは...



朝６：４０頃起床。 ７時台に子供たちに持たせるスナックを用意して、簡単な朝食をこしらえて、小梅と伊織を起こす。

朝８：３０頃 準備完了。 向かいの家に停まる スクールバスは８：３５頃にやって来る。 行くよー！と２人に大声でさとして、ついでにガレージを開けて 車に自分のカバンや教材一式を入れる。

小梅がバスに乗って、ばいばーい。 伊織がそこから呑気に、みーぎ、ひだりっ、みーぎっ とつぶやきながら確認して、家（というかガレージ）に戻る。

なぜか いつも車に乗り渋る 息子。 説き伏せるのに数分（技は泣き落とし）かけた後、月・水は１５分かかる公立の保育園に、火・木は 私の勤めるカトリックスクールの保育園に連れて行く。

伊織を渡した後、あわてて職場の学校に入り、連絡用のレターボックスを確認して、受け持ちの教室へ。
（授業前のプリント用に コピーに追われることもある）


で、授業。４０分（短縮授業だと２５分）が過ぎる。


少し時間を持て余すが、特にできることもなく、下の階で伊織を見てもらっている時（保育クラス）は 教室に訪れて、近頃では時間一杯まで 息子やクラスメートの子供たちと過ごす。 ３才児たちって、みんなかわいいのだ。なんだか その年の子供たちと過ごせるって、すごく贅沢な幸せという気がする。こんなきらきらした ひとときに、子供が大きくなってしまったら もう出会えない。


伊織を連れて家に戻る。スクールバスが小梅を降ろしに来る前には 家にいないと。


で、娘が戻った後、お昼ご飯にしたり、あわててピアノのレッスンに連れていったり、食事の後片付けや 洗濯、散らかった部屋をちょっときれいにと試みたり。（でも 片っ端から 新たに散らかされる。ウウウ...）
疲れてしまって､ ゴロンと横になることも度々｡ 年だのう｡



こういう生活で､ 勝負は朝｡ 前日の夜の寝つきが悪いと､ 翌朝は ２人とも すごく機嫌が悪い｡ というか、扱いづらい｡ 時間に追われると 私もすごくイライラするし｡




ということで、うちではサマータイムが終わった後も､ 時計の針を戻していない｡
あくまで夏時間のままで、夕方を過ごしている｡

もう６時よ！ そろそろ夕食にしないと｡
７時か｡ 少し遊んでいいよ｡ でももうちょっとしたら お風呂にしよ。
８時過ぎたね｡（だいたいこのくらいでお風呂になることが多い） さ、歯磨きやお風呂､ 寝支度にかかろっ。

もう９時まわってるよ！ ほらほら、ベッドに入んなさーい！ ベッドタイムストーリー？ それぞれ一つくらいなら､ 読んだげるから。


９時半頃、子供たちは落ち着いて眠りに入る。


つまり、これが実際の８時半。



なんでこんなことを、というと、これで子供たちの睡眠時間が ゆったり確保できるから。
朝７時頃、遅くても７時半頃に 起こして、すっきりした顔をしている。機嫌がいいと自分からムックリ笑顔で起きてくれる。


こんな風に 毎朝を乗り切っている次第。



私自身は 宵っ張りのこともある。でも疲れている時は、子供にお話を聞かせながら、そのまま しばし夢の中へ。 （とはいえ翌日のことを思い、後で やはり入浴する）



不器用もいいところで、全然受験勉強ができない。 ハリーポッターの作者のローリングさんなんて、シングルマザーで一連の作品を書き溜めていったというのに。 ま、そこが成功の分かれ目なのかも。私みたいに、毎日くたびれきっていては モノになりますまい。（涙）



でも、子供たちの寝顔を見ると その日分の成長が読み取れるようで、ただ それだけで しあわせな気持ち。

人生の中で 今が一番 無条件に幸せな時なのかも、そう思う。

夫とのことについては、不幸極まりないんだけど。 でも 自分の一生を振り返った時、子供たちと過ごした甘い思い出が 何よりの宝になるんじゃないかと。

子育て真っ最中で 必死のわりには、割と客観的に 物事を見ているのかもなあ、私。