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2007.04.13
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カテゴリ:子供たちとの時間
夫婦、といおうか カップルの間で 赤ちゃんができた! という状況になると、 まず気になるのは お腹の中で順調に育つか、とか 先天的な障害はないか、とかになる。

もうずっと昔のことのような記憶ながら...
我家の場合は、 羊水検査で障害の有無を調べる というのは 流産の確率が1%ほど、というのにビビって やめとこ、になった。(羊水検査の説明を3分ほどしにきたドクターに 300ドルほどの診察料明細が保険会社から送られてきた。 あのね~!)

上の子(小梅)が生まれて来た時、特に手足の指の数は数えなかった。(夫の母が出産の直後両手両足の指の数を確かめていたらしく、夫は 私の妊娠中に よくそれを話して聞かせた。 それが母心なんだろうね。としんみりする彼に、ふ~ん、と返した覚えしかない。)

見るからに健康そうだったのだ。陣痛開始から生まれるまでの64時間、 よれよれになった私にはずっしりと重く、 髪の毛もふっさふっさとしていて 育ったなあ、って感じの赤ちゃんだった。
後から日本人特有の黄疸が出てきて、 ER(救急)に駆け込んだりしたりもしたけれど。


下の子(伊織)が生まれた時は、小梅より長く私のお腹にいたが、ちっちゃかった。
陣痛開始から あれよあれよと進み、 病院に着くなり はい、いきんでいい!と言われた。
病室に入ってから15分以内に 袋をかぶったまま出てきた。痛みでいきめないと思ったけど、伊織の方が自分で旋回して押し出てきた感じだった。

意志のはっきりした強い赤ちゃんだな、 と思った。 が。傍らの夫は なんとなく涙ぐんで言う。
小梅に比べると、 こんなに小さくて。 僕と君がゴタゴタしていた(殴られはしなかったが何度も夫はキレていて、実際ちょっと不幸な気分の妊娠期間を私は過ごした。)のが原因だろうか!?

...んな おおげさな。 正常だよ。 私はそう思った。 出産当初から 小梅の身体が重いのに 必死で慣れようと頑張ってきた私には、 伊織は羽が生えているかのように軽かった。というか、重さを何も感じないのだ。でも伊織も出産時で3kg以上あるし、小梅がでかかった というだけの事なんだろう。



健康で、何より。そう思ったし、今もそう思う。



2人目の出産から4年(早いな~、時間が経つのは。)が過ぎて、学齢期に入ると 意外な事に気がつく。 自分も含めての事なんだけど。


結構 どこの親も教育熱心である。
子供の成長(身長はもとより、知的レベル)を クラスメートなどと比較している。


教えているミドルスクールの子供たちになると、自分で闘争心をヒソカに燃やしていて First Honor、Second Honor という成績上位者に名前を出したいと強く望んでいる。(フシがある。)


そして 親は自分の子供が天才かも、とか、天才であってほしい、とか、 天才に育てよう、とか、当初の 健康でよかった、神様ありがとう から もっと欲深なことを考え出す。

でも どこかそれが 自分の持っている宝くじが 一等の当たり券であってほしい、に近い感覚のような気がするのは 私だけだろうか。


小梅が2才を過ぎた頃、知り合った日本人のお母さんづてに「天才児を育てる」うんぬんの本をいただいて、(もういらないから よかったら使って、の中にあった) どのお母さんも 天才児、の言葉に弱いのか~。と思った。 自分自身でも、うちの子が天才なら...とうっとりした覚えがある。
で、その本を広げて。 ん~。英才教育っぽいなあ。 私はこうやって長男を育てた。彼は○才でもうこれを理解して、 さらに私はあれを教え、 うんたらかんたら。 ...


読まなかったことにしとこう。 なぜか、そう思った。






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最終更新日  2007.04.14 04:36:39
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