ひなたぼっこのページにようこそ

この前は 小梅の頭痛と熱をめぐって meningitis（髄膜炎）ではないか、と心配したけれど。

というのも、かかりつけの小児科医さんが 地元の学校の校医さんも兼ねていて､ 地域の髄膜炎の発症例が（この時期に感染が顕著になることもあって）出てきていますので お気をつけを... と学校経由で通知してくれていたから だった。


こういう 事前の連絡は 非常にありがたい。 頭の片隅に 髄膜炎にかかるかも、という意識があるだけで 早め、早めに 症状に応じた対応がとりやすい。 見過ごしを防げるのだ｡



そして、今度は 10月22日付で ＭＲＳＡの感染が広がってきている､ と学校から通達が｡


ええっ、ＭＲＳＡ !?


日本語では メルサといわれる （英語では こもったような音の マ －マとムの中間音－ で マーサ というらしい）この耐性菌、健康な状態では ちょっと皮膚炎を起こすくらいの 悪さで済むものの、 外科病棟などで 広がると、手術直後の 抵抗力が落ちている状態の患者さんに移ると、命を落とす。
風邪やインフルエンザにかかって高熱を発している時に ＭＲＳＡに襲われても、 危ないんじゃないかと思う。


抗生物質に対する耐性菌だから、人体の抵抗力だけが勝負。



あー、これだ！ と夫が言い出した。 これで、うちの親戚が亡くなったんだ！


親戚って？

Zio Finuzzu．（フィヌッツ叔父さん。）


ああ、50代くらいの若さで 手術した病院で 感染で病態が急変して亡くなったという、（身内の中で）有名な...｡


たぶん、ＭＲＳＡだったんだ。


それっていつの事だった？


1968年｡


68年ねえ... ああでも、当時は 魔法の薬のように 抗生物質が使われていたらしいから、そうかも知れないな｡
私が働いていた職場で ＭＲＳＡを取りざたした本 を目にしたのは、80年代終わりから90年代始め頃の記憶がある。
抗生物質が効かない､ と大騒ぎになって 一般にＭＲＳＡについての知識が出てきた頃の事だ｡


感染菌が何かを特定するのは､ 60年代には困難だったんだろう｡


ＭＲＳＡ（Methicillin-resistant Staphylococcus aureus) かあ。


きのう、伊織を保育園に連れて行こうという その時に電話が鳴った｡
時間が切迫していたので 留守電にしておいたら、なんだか病原菌について とうとうと説明している（しかも地元のハイスクールで 症例が出たとか 何とか）ので、夜に 夫に聴いてもらった。


地元のBoard of education （教育委員会、というくらいの意味かな）からだ。
ああ、誰かがＭＲＳＡを発症して、高校で確認されたらしい｡
子供たちに 衛生に気をつけて､ と喚起するテープサービスだ、これ。



... そうかあ。
気をつけよう｡



こんな時､ 小さな町中に 行き届いた通知が出るのが とてもありがたい。

地域的な病原菌の広がりだけ かも知れませんが､ 小さいお子さんをお持ちの方は 気をつけてあげてくださいね。
時期的に 風邪かな､ で見過ごしがちなので｡



明日は子供たち､ flu（インフルエンザ）の予防接種｡


健康に 育ってほしい｡ 本当に､ いつもいつも そう願っている｡