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カテゴリ:音楽
観る機会があれば、と思っていたマイケル・ジャクソン(MJ)の最後の映像。
そろそろ 公開終了が迫っているので、映画館に行って来た。 私は 全盛期のMJ を知らないでいた。 ビリー・ジーンを ダンスのクラスで踊らされて、すごく新鮮だったのを覚えている。 スリラーの映像は、世界中が騒いでから 何年後に目にしたんだろう。 5年後くらいだったかな...。 で、ことごとく疎い私が MJ関連のニュースで見聞きしたのは、外見の著しい変化 とか、奇行 とか、彼の活動の本質と遥かにかけ離れた内容だけだった。 知らないからこそ、 今がMJの音楽を聴くいい機会 と、最後になった映像をスクリーンで観るのも楽しみに 足を向けた。 それで、コンサートの打ち合わせやリハーサルのMJ (仕事関係者しか見れない姿だ)が映画になっているわけですが。 ものすごく真面目で、 プロフェッショナルで。 一人一人に目を配り、 一つ一つの音に耳を澄まして、 丁寧に造り上げていた。 He was everyone's leader. と言ったダンサーの言葉が 正にその通り。 あの未開催で終わったコンサートをやる、と記者会見した時、MJが 皆さんの聴きたい音楽をやります と言っていた時、彼は本心からそうだったんだ と映像を見て、思う。 ダンスも歌も、空白に見えた年月の間 ずっと鍛えていたんだろう。 そうでなければ、脚の筋肉も声帯の筋肉も衰えてしまうはずだから。 MJは 踊りながら、きちんと歌っていた。 観衆に 魅せる、その姿勢が すごく真面目だった。 毎日の慌ただしさに 自分が流されそうになっているのを日々感じる私には、人生の中で一つの事をきちんとやり続けた人への憧れが かなり、ある。 お父さんしながら、自分の天職頑張ってたんだな、MJ。 何かしら 人の心に働きかける ドキュメンタリー映画になったこの作品、観てきてよかったと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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