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テーマ:震災復旧・復興支援(130)
カテゴリ:演奏活動(団体)
先週末の8月9日(土)に、 「陸前高田にオーケストラを」演奏会に出演させていただきました。 私自身は初参加でしたが、 この企画は昨年4月にも行われており、今回が2回目の開催でした。 昨年は「いろいろあって」(と指揮者が言われてましたが) オーケストラよりもお客さんが少ない状況だったそうなのですが、 今回は事前の宣伝の努力もあって、多くの方々が来場されました。 前半のポピュラーな曲目を集めてのファミリーコンサートは、 とてもお客さんの反応も熱く、大成功だったのではないでしょうか。 ですが、後半のクラシックコンサートは・・・部分的に微妙でした。 最初の「軽騎兵」序曲(スッペ作曲)は、うまくいったと思います。 カルメン前奏曲を題材にしての、 指揮者体験コーナーも大いに盛り上がりました。 ですが、リハーサルで一番時間をかけてきた、 ベートーヴェンの交響曲第7番の第一楽章がちょっと崩壊気味でした。 演奏を終えた瞬間の拍手の音が明らかに薄かったので、 指揮者も「あれ?」っていう顔をして首をかしげていましたね。 リハのときから、速いテンポに四苦八苦していたわけですが、 本番ではさらに輪をかけて「世界最速では?」と思うほどでした。 特に弦楽器はまともに音が出せない空回り状態になって、 みんな相当きつかったんじゃないかなぁ? ベト7の演奏が空回りすることによって、スタミナも削られました。 最後のウィリアムテルはまさに気力を振り絞っての演奏という感じで、 皆、本当によく持ちこたえているなって・・・ちょっと感動でしたねぇ。 その熱意はお客さんにも伝わったのでしょう、拍手も盛大でした。 アンコールは2曲のマーチ・・・ 星条旗よ永遠なれ(スーザ)と、ラデッキー行進曲でした。 ここまでくると、管楽器の皆さんなんて、 唇がヘロヘロな状態だっだろうと思いますが、よく頑張っていました。 いろいろ思うところのあったコンサートではありましたが、 集まってくださったお客さんからは、次回を待望する声もいただけて、 イベントそのものは十分な成功を収めたと言えるんじゃないでしょうか。 出演者ならびにスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。 解散後の会場の様子です。皆さん打ち上げ会場へ移動されるところかと・・・ 私は車だったので参加を断念しました。 今回、もっとも印象に残ったことは、 会場となった中学校のグラウンドには未だに仮設住宅が立ち並び、 そこで生活し続けているいる人たちがいらっしゃったということ。 仮設はあくまでも仮設・・・一時しのぎのプレハブ的なものですよね。 震災から3年以上が経過しても、 仮設住宅での生活が続いていること自体が異常事態です。 そのことが、ともすると見過ごされやすくなっているように思いました。 復興に向けた支援がまだまだ必要で、大切であることを肝に銘じたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.08.11 12:22:25
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