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カテゴリ:演奏活動(団体)
昨日は地元オーケストラのリハーサルでした。 そこで、いろいろ感じたことがありまして、 そのことを今後に役立てることができるかは判りませんが、 覚書として記しておきたいと思います。 昨日の地元オケのリハの中心者は、 当日に指揮をする音楽監督さんではなくて、 団内指揮者さん(たぶん私よりだいぶ若い)だったのですが、 結果的に、とても良いトレーニングをなさったなと・・・ 実は私が昔オケの下振りをやっていた頃によくやっていた、 オケ全体でメトロノームに合わせるという練習だったのですが、 正直、あまり気持ちの良い練習では無いんです。 まさに「トレーニング」そのものなので。 それで私の場合は「オケに変なクセがつく前に」と、 演奏会のためのリハーサルの初期に取り入れていました。 もちろんやったその時にはそれなりに効果があるのですが、 本番にむけてそれが持続しないのが悩みの種でした。 一方、地元オケでは、 本番まで1週間という、まさにリハの終盤にやったところ、 絶大な効果があったのです。 正直、このままではヤバイと思えたほどの状況が、 一変したと言っても良いくらい・・・ もちろんベストなのは、 このようなやり方を初期にやった上で、その土台の上に、 各自が個人練習を積み上げることだと、今でも思っています。 ですが、「趣味」でやっている人たちにとっては、 よほど高い志がないと耐え難い練習なのものかも知れません。 ところが本番直前を迎えて、いよいよ後が無いとなると、 そんな趣味の人たちも真剣にこのトレーニングを受け入れる。 何事にも「機運」というものがあるんだなと、 非常に勉強になりました。 私のオケ指導者としての敗因は、 心のどこかで、自分の取組み方を物差しにしてしまうことに、 最後まで縛られてしまったことなんだろうなと思いました。 もう二度と指導的立場でオケに関ることはしないつもりなので、 本当に今更ではあるんですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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