カテゴリ:アクセサリー&手作りもの&番外編
ちょっと私らしからぬ話ですが……
先日紹介したヌーマイトです。 買ったからには、いや、作りたくて買ったのですから、さっそくものづくり。 写真でもおわかりいただけるように、ヌーマイトは近づいてよくよく見ると、青い光が浮かび出てはいるものの、遠目には真っ黒不透明の重~い印象の石。 すでに登場しているハイパーシーンも一見真っ黒不透明ですが、 セピアピンクの光のせいであたたかみを感じるこの石よりも、ヌーマイトはさらに黒くてずずんと重い感じがします。 だからこそ、ハイパーシーンに大して透明感のあるローズクォーツやローズカルセドニー、スモーキーを組み合わせたように、ヌーマイトにも、輝きや透明感のある石を組み合わせて、バランスを取ろうと考えました。 組み合わせる石の候補にあげたのは、シルバー・ブルーの光を持つラルビカイト。 グレー・ムーンストーンのさざれ。 グレーブラウンのムーンストーンの大ぶりラフカットビーズ。 グレーにやや透ける質感にキャッツアイが浮かぶ「キャッツアイ」の名前で売られていたビーズ。 ……ご存じのように、「キャッツ・アイ」は石の名前ではなく、磨いた石の表面に現れる光の効果の名前です。 「キャッツ・アイ」としかかかれていなかったこのビーズ、いったいなんだろう……予想としては「シリマナイト」。 このほか、上に挙げた石でだめならラブラドライトやスモーキーも動員するつもりでした。 全体として色味は黒、シルバー、グレーのモノトーン、重たくなりがちな分、さざれやメタルビーズで変化をつけるつもりだったのです。 主役はやはりヌーマイトですが、この真っ黒石にはベースをがっちり固めていただき、視覚的な変化、真っ黒不透明を和らげる働きをムーンストーンが担うはずでした。 ……が。 だめです。 合うと思っていた石が、ことごとくだめ。 まず、さざれは、色も形もヌーマイトに負けてしまい、さざれを入れた部分だけ、「空気漏れ」状態。 まさしく「気が抜けて」まとまりません。 気が付くと、どんどん石は抜けていき、このままではヌーマイトの10ミリ玉のみになりそうな勢いです。 ヌーマイトは興味ある石だけれど、実際問題として、真っ黒10ミリ玉の「ど迫力ブレス」は、身につけるには勇気がいります。 「せ、せめてこれくらいは……」 とラフカットのムーンストーンを残し、メタルのスぺーサー・ビーズをはさみ、写真で登場した アストロフィライトのオーバル(楕円)ビーズをプラス。 できあがったのは、ほとんど真っ黒、「抜け」なしの「黒ブレス」。 気が付くと、柔らかさを加えるはずだったムーンストーンのビーズまでもが、なにやらぎらぎらとハードな輝きに見えてきます。 それでも納得しきれなくて、 今度は総10ミリ玉ブレス覚悟でもうひとつ作ってみました。 結果は、やはり総10ミリの迫力には徹しきれず、スぺーサービーズやヌーマイトの8ミリ、ラルビカイトの6ミリ玉を使いましたが、これまたずずんと重い「黒ブレス2」。 黒い石は好きですが、迫力黒ブレスは……ものすごく、あやしい。 ときどき「石の組み合わせが悪いとブレスレットが結べない」とか、「○○の石は、単独で用いた方がよい」とかいう話を聞きますが、それってこういうことなんでしょうか。 私は、変形をとどめないまでに削られ、穴をあけられたビーズは、一種の「素材」であり、ブレスレットでパワーというならば、素材プラス作り手のイメージであると考えていますが、こんなにも思い通りにならない石があろうとは。 これが石のパワーというヤツか? ……と、柄にもなく考えてしまいました。 ブレス2本でかなり消費したヌーマイトビーズ、もうちょっと買っておけば良かったかも。 今度は、思い切って色石と合わせてみたいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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