カテゴリ:インド産
そろそろ原石世界に戻るとします(笑)。
とはいえ、時期は5月末。「もういくつ寝ると、新宿ショー♪」の時期。 どんな石が来るか、自分はいったい何をねらうのか、そわそわどきどき、気分を高め、気合いを高め、本番そのときに備えます。 ……今年は不覚の風邪を治さねばなりませんが(咳が消えない!)。 インド産のスコレス沸石とアポフィライトです。 たぶん。 この「たぶん」は、アポフィライトに対しての「たぶん」です。 写真の石は10センチほどの。スティック状(細い板状)の半透明白の鉱物が束になった上に、透明で薄い、鱗のような結晶がざくざくこんもり。 ベースのスティック状の鉱物は、見るからにスコレス沸石であろうと思われます。 では、ざくざくこんもりの結晶の方は。 ひとつひとつを見ると、四角の角を落としたような形。 先に挙げたように、色は透明。 これだけでは、私ごときの付け焼き刃知識では、何とも判断できません。 たぶん、確実であろうと思われるスコレス沸石と、産地のインドを手がかりにひたすら検索。 海外サイトにまで足をのばして、そっくりさんを見つけました。 http://www.mindat.org/photo-84969.html fluorapophylliteとなっていますが、これは和名で言うとフッ素魚眼石。 用は通常見かけるアポフィライト(魚眼石)のことです。 アポフィライトには、他にハイドロキシアポフィライトやナトロアポフィライトというのがありますが、フローアポフィライト(フッ素魚眼石)が一番よく見かけます。 めでたく正体がわかったこの石ですが、参考にさせていただいた画像よりもざくざくこんもり具合では上を行っているぞと、ちょっとにんまりしてしまいました。 このような石に出会えるのも、ミネラルショーの醍醐味。 インドブースの探索は、はずせないところでしょう。 そのほか、ロシアブースやマダガスカルもの、モロッコ系が強いドイツ人のお店も要注意スポット。 たぶん、ものすごい混雑なんだろうなあ……。 皆さん、ご縁があれば、会場で会いましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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