カテゴリ:アクセサリー&手作りもの&番外編
お祭り済んで、曇りの空をにらみながらの一人撮影会の日でした。
今回あった石イベントは、アート&ジェム展IMAGE2007。 6月の新宿、12月の池袋で行われる鉱物・化石のショーではなくて、 一応はアクセサリーやビーズなど、石の加工品をメインにしたイベントなのです。 しかし、鉱物化石のショーにも、アクセサリーはあるし、 今回のようなイベントでも、原石はちゃんと売られています。 その線引きと区分け、イベント趣旨の徹底は曖昧で、 それが困るとも、両方楽しめてお得とも感じます。 私としては、もちろんこんなイベントでも原石ねらい。 各店の隅から隅をチェック、チェック。 イベントには欠かさず参加しているので、いつの間にかお店の人とも顔見知りで、 「なんか、新しい石出ました?」 「この石、あんまり見かけなくなりましたね」 あるいは、店の人は会場にいても店番で他の店のようすが意外にわからないので、 「他の店、どんなかんじ?」 「おもしろい石置いてるところあった?」 と聞かれることもあります。 はじめてのお店でも、 「これは○○(商品名)という石で、今人気の……」と言われる前に 「産地どこですか?」 とか 「もうちょっと結晶がはっきりしてるのありませんか」 とか聞いてしまうので、その後の会話は、いっぱしの鉱物好きのようです。 いやはや。実は、わからないことも山ほどあるのですが。 ちょっとイベント用の「猫」をかぶってるのかもしれません(笑)。 さて、今回のショーの戦利品第1弾は、ちょっとひねり技です。 アート&ジェム、つまり加工物のイベント(のはず)なのだから、 (自分で)加工したものを。 おなじみ「アイスクリスタル」と呼ばれている インド・ヒマラヤの触像水晶のペンダント♪ 最初は大ぶりな石ばかりだった触像水晶も、だんだん小振りなものを見かけるようになり、 今回は特にかけらのようなものがたくさん出ました。 かけらといっても、もともと小さな結晶が溶けたのではなくて、 溶けすぎてかけらになった感じです。 一番最初こそ、「おお~! トライゴーニック付き!」と感動してましたが、 今では「▽がついてるということは、ここが錐面」という目印になり、 そのとろけっぷりの魅力にやられています。 それがさらにとろけて水晶としての原型さえもとどめなくなっていると、 もう、溶け水晶好き心がさらにとろけてしまいます。 一見水晶には見えない水晶の山をあさっていたら、 一緒にいた石好きさんが、3センチほどの小振りなものを見つけました。 もちろん、しっかりとろけて「脱・水晶」な外見。 それでいてじっくり見ると、「C面」とも言われている溶けて平ら ……を通り越して、流の鱗のようになった先端部分と しっかり「▽」を刻んだ錐面を残しています。 そのうえ、溶けてできたらしい穴が貫通していました。 「これ、ペンダントにできるよ~」と勧められて思わず購入。 さすがにおとなしくしていた日曜日に、せっせと作ってみました。 ごつごつ溶けたナチュラルな石ですから、やはりあわせるのは天然素材。 そこで、ヘンプとウールをあわせた糸(毛糸?)を選びました。 機械で空けたのではない、自然の穴なので、そのまま糸を通したのでは、 こすれて切れるかもしれないし、穴の大きさがさほど大きくないので、 必要なだけの本数を通すことができません。 そこで、以前につくったビーズ一粒ヘンプブレスの作り方を応用して、 石の中にはワイヤーを通し、ワイヤーにヘンプを結んで編んでみました。 実にバランスの良いところに、穴が貫通していて、 石の色も、触像水晶にしてはちょっと濃いめのピンク色。 かわいくごつい感じと、糸のもそもそした感じがなかなかおもしろく釣り合いました。 ヘンプだけだとこれからの季節にはややあわない感じですが、 ウールが混じっているので、涼しくなってもあまり違和感なくいけそうです。 画像左側に写っている色糸の房は、 シルクのあまり糸をリサイクルして作ったという、ネパールのシルク毛糸。 ちょっと呪術的なアクセサリーの雰囲気を出したくて、わざと結んでみました。 さっそく身につけて、最終日に行ってみたところ、 やはり、アイスクリスタルが売られている現場だけに、 「もしかして、それは……」と気づくお店の人多し。 どうやって作ってあるかに興味を示す人も多し(笑)。 もっと作ってみようかと、穴あきの小さなかけらを探してきましたが、 さすがに先端と▽付きの錐面を残しながら、きれいに穴が空いている石はありませんでした。 まさにスペシャル・ピース。 作っているときは、やや重いかと思いましたが、 実際身につけるとすぐになれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アクセサリー&手作りもの&番外編] カテゴリの最新記事
|
|