カテゴリ:インド産
インドはクル産の水晶です。 つまり、インド産ヒマラヤ水晶。 10月のIMAGE2007で、アイスクリスタルを売っていた業者さんで買いました。 クル、といっていたけれど、アイスクリスタルが産出するマニカランは、 そのお隣の谷であるパルバティ渓谷の一角らしいので、 もしかしたらパルバティ産である可能性もあり。 クル産の水晶といえば、鉄分の付着によって うっすらピンクがかって見える水晶が思い浮かびますが、 写真の石はピンクっ気なし。 下の方に黒い筋が見えていますが、この線を中心にあちこちの方向に 結晶が生えている感じです。 最大の特徴は「ぼこぼこ」。 写真でもわかるように、柱面が大きく波打つように「ぼこぼこ」。 隣でアイスクリスタルが売られていることもあって、一瞬触像を疑いましたが、 よく見ると、成長線(柱面に現れる横筋)が残っているので、 溶けているのではないと思います。 レムリアンシードに見られるレムリアン・リッジ、いわゆる「バーコード」は、 成長線が特に凸凹しているものです。 しかし、写真の水晶はぼこぼこの上にさらに成長線がついている感じなので、 レムリアンシードのようなでこぼことは違うもの? よく見ると、大きな結晶だけでなく、根本の小さな結晶も「ぼこぼこ」。 さらにはくっついている結晶の多くが両錐(DT)であるようです。 6センチという小振りな大きさ、柱面のぼこぼこと ちょっとほこりっぽく見える付着物のために、 「ぴかぴか・キラキラ」の水晶ではないのに、 たくさんの水晶が並べられた中から、なぜか目を惹いた石でした。 IMAGE展も終盤の買い物で、財布が軽くなっちゃったけど、でも……と だめ押しで買ったものの、今見るといろいろ「変」なところが なんとも私好み。 インド産ヒマラヤ水晶は、ネパール産ヒマラヤ水晶(ガネーシュ・ヒマール産)に比べて、 色や形の面でおとなしいと思われてしまうかもしれませんが、 よくよく見れば、負けず劣らず個性豊か。 石は、自分の目でじっくり見て、魅力を自分で見つけるべし。 ミネラルショーなどで、全く説明なし(ラベルさえもない場合も多々)の 石を買っていると、 「見つけるのは自分」だとしみじみ考え、思わず強気発言しちゃいます。 今考えているのは、このちょっとほこりっぽい部分をきれいにするか否か。 きれいにしてみたいし、自然なままで置いておきたい気持ちもあるし。 下手に手を入れると、黒いラインのところからぱっくり割れそうな気も……。 うーむ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/12/03 10:53:44 PM
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