カテゴリ:インド産
インドの、今度は北部のヒマチャル・プラデッシュ州クル産、いわゆるインド産ヒマラヤ水晶です。 しかしながら、この水晶は、「わーい、ヒマラヤ水晶!」というノリではなく、どちらかというと「クル産水晶」として買いました。 ヒマラヤというイメージよりも、クルという産地の比重が大きいです。 買ったのは2007年池袋。 4センチくらいの手頃な大きさのかわいいクラスターです。 淡い色合いの緑泥が、ふわりと繊細な感じに内包されていて、全体がペールグリーンに見えます。 母岩……というか結晶がくっついているあたりが酸化鉄でピンクがかって見えるので、淡い緑が際だって軽やかな感じ。 写真ではその色の軽やかさが仇になって、立体感がうまく出なくてぼやけてしまうのが残念です。 このタイプは、2007年池袋ショーではじめて見たように思います。 少なくとも、私は初めて見ました。 もちろん、一つ一つの石には個性があり、それぞれが二つとないただ一つの石ではあるのですが、全体を眺めると、たとえばアイスクリスタルはぼこぼこごつごつ溶けていて、先端が平らになったり、錐面が残っていれば「▽」が出ている、 という大きな特徴があるように、クル産の水晶も、形はけっこう素直だけれど、クリーム色がかっていたり、酸化鉄で淡いピンクがかって見えるものも多い。 緑泥が入っていれば、ネパール産に比べて色が淡め、という特徴があると思います。 そんななかで、今回の淡いペールグリーン・クローライトは新顔。 今まで見てきたクル産緑泥入りの中でも特に色が淡い感じ。 森を思わせる深い緑泥もいいですが、こういう淡い色合いもいいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/11/25 02:28:24 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|