カテゴリ:産地不明
今日は、石好き仲間でお茶会という名のプチオフ会。
集まるのが石好きですから、もちろん自分の石を持参はあたりまえ。 時期と、普段のやりとりの中での話題などをふまえてチョイスすると、 何を言わずともよく似たテーマの石が集まり、話が盛り上がります。 集まったメンバーの中には、鉱物に詳しい方がいるので、 私はかねてより疑問だった石を持ち込みました。 以前に一度登場している、このタンブル。 パワーストーンショップの店頭の、白濁して色が薄いローズクォーツの タンブルの中でひとつだけ異彩を放っていたものです。 スタンダードな色合いのローズをちょっと写し込んでみたので 「異彩」という色合いの具合がおわかりいただけるでしょうか。 ピンク、というより紫ピンク。 真っ先に染めを疑いました。 でも、数あるローズの中で一つだけ染めというのも変です。 (※周りに似た石はなかったように記憶しているので、 別の染めてあるタンブルが混じったと言うことはないと思います) クラックの具合から、カルセドニーではないことは確か。 手触りも石英だと思うので、それを染めるとなると ひびに染料を染みこませることになりますが、 透かしてみてもそのようすがありません。 いかにも染めっぽい色なんだけど、じっくり見ると染めてある特徴が見えない。 「これ、染めだと思います?」 と差し出すと、開口一番 「染めじゃないの?」 そこで、これこれこういうわけで、と自分の考えを話すと、 ルーペを取り出し(たいていマイ・ルーペ持参)じっくり観察。 「染めた翡翠系かと思ったけど」 石英系ですよねえ? 「アゲートじゃないし」 私もそう思います。 「ひびに染料が染みてるようすが見えないねえ」 そうなんですよ。 「うーん」 別の人も見てくださいました。結果、 「染めじゃないかもしれないねえ」 ……ということは、この色は天然!? ローズとは思えない、というかローズの範疇におさまらない紫ピンクなので、 これが染めでないというなら、ものすごくおもしろい色ということになりますが。 自分でも「染めの特徴が見あたらない」と思い、 二人の石好きさんに「染めじゃないかもしれない」と言っていただき、 それでも「じゃあ、天然!」と言えないこの石。 ちょっと哀れ。 兄弟石の登場を待ってみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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