カテゴリ:インド産
ヒマラヤ水晶です。ただし産地はインドのクル渓谷。 最近、クル産のヒマラヤ水晶で、色の濃いクローライトが内包されたものを見かけます。 インド産ヒマラヤ水晶に内包されたクローライトは、 色が明るいものが多いようなイメージがあります。 濃いものは、全く見かけなかったわけではないですが、 最近まとまって見かけます。 濃い……というより、インド産ヒマラヤ水晶をうっすら彩る酸化鉄の赤~茶色に、 クローライトの緑が映えて、色鮮やかと言った方がいいのかもしれません。 こういう濃いクローライトを内包するタイプには、 あまり大きな結晶を見かけないようにも思います。 同じく小さな結晶が群れたクラスターです。 こちらの内包物は、白。 水晶が白濁して白いのではなくて、 白い内包物がぎっしり入っているために白くなっています。 実際は何かわかりませんが、質感が緑泥に似ているので、 便宜上「白い緑泥」とちょっと矛盾した呼び方をしています。 こちらも酸化鉄の色に白が映えて、ちょっと不思議な雰囲気 クル産の水晶というと、うっすらピンクに色づいた素直な形の水晶を 思い浮かべますが、実は個性豊かです。 そして…… 今回紹介した緑のクラスターと白いクラスターは、一つの石です。 こんな感じに、実は薄~いクラスターで、 片面が緑、片面が白くなっています。 人呼んで「煎餅・クラスター」(KURO造語) 母岩にくっついて結晶しているならわかりますが、 こんな風に薄っぺらで両面に結晶しているなんて、 いったいどうやって結晶したのでしょう? そういえば、以前に色の濃いクローライトを見たときにも 薄っぺらなクラスターでした。 薄っぺらなので、大きく結晶しないのかもしれません。 もちろん、全部が全部両面結晶の薄っぺらクラスターではないですが、 両面結晶のものもたくさん見かけます。 ちょうど掌くらいの大きさで両面楽しめ、 薄っぺらなので軽くてお値段格安。 とてもお得な「おいしい」クラスターなのです(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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