カテゴリ:インド産
……アイス・クリスタルです。 この名前がすっかり有名(?)になってしまったので、 いつの間にか使ってしまっています。 私が2006年6月の新宿ショーで買ったときは 「HIMALAYAN QUARTZ」だったんですけどねえ……。 最初に呼んでみた「インド産ヒマラヤ水晶の蝕像トライゴーニック」では 長すぎますし、かといってロバート・シモンズ氏が付けた(らしい)、 「ニルヴァーナ・クォーツ」は、 「ヒマラヤ水晶!」「溶けてる!」「トライゴーニック!?」「変な形!」 と、騒いで買っている身としては、 「涅槃」「悟り」とはほど遠く、ちょっと使うのをためらいます。 ……ということで、アイス・クリスタル。 でも、私の場合は、「……という力があると言われています」の部分は 視野に入ってなくて、「アイスクリスタル、ああ、あの水晶ね」という、 石好きさんとの意思疎通の記号的に使ってますので、念のため。 それにしても、最近「氷が成長を邪魔した」「氷河と一緒に成長した」という 科学の常識を覆すようなトンデモ説明を見かけないのは、嬉しいことです。 さて、写真の石はもちろん、アイスクリスタル。 ミネラルショーで、籠の中にごちゃっと入れられている中から探しました。 ご覧の通りのお見事な溶けっぷり。 うっすらピンクに色づいているか、色づいていなくても磨りガラス状の アイスクリスタルの中では、珍しく透明度のあるタイプ。 色づきもないので、その名の通り「氷のよう」。 ネットショップなどで、ひとつひとつ個別に見ると、 ピンク色が濃いか薄いかくらいしかわかりませんが、 ミネラルショーなどで、大きさもグレードもさまざまなものが ごちゃっと一カ所に固まっていると、 透明感の差、うっすらスモーキーや、 シトリンではないと思うけれどうっすら黄色っぽく見えるもの、 ピンクを通り越してさびているように見えるもの、 クローライトのファントム入りなど、 実はいろいろあることがわかります。 ところで、この透明タイプ・アイスクリスタルについては、 ちょっとくやしい思い出があります。 昨年12月の池袋ショーでのこと。 アイスクリスタルを売っていた店で、アイスクリスタルでは「ない」 インド産ヒマラヤ水晶がたくさん並べられているテーブルで、 私は一つの石に目を付けました。 あ、触像。 それは、アイスクリスタルのしかもに溶けていて、 しかも、今回の写真の石よりも透明でぴかぴかしていました。 「いいかも」と思ってちょっと手に取ったものの、 その近くの触像ではない石も気になったので、 一瞬机に戻してしまいました。 そうしたら、なんと店番のインドの人が、その石をひょいと手に取り、 何も言わずに机の下の鞄に入れてしまったのです! どうして~! 悔しがっても後の祭り。 これで、近くに同じように石を選んでいるお客さんがいたら、 手に持ったままでいたでしょうが、お店の人だけだと思って油断しました。 教訓。 気になる石は、買うか買わないかはっきりするまで、離さない。 ……で、透明系触像石が気になって、写真の石を買ったわけですが……。 あのとき、「さっきの石、見せてください」と言えば良かったかなあ。 でも、あのインドの人、肝心なときに日本語わからないみたいなんだもん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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