カテゴリ:インド産
連続インド石で失礼。 インドはインドでも北インド産のアイスクリスタルに対して、 こちらのアメジストは南インド産。 スーパーセブンそっくりの内包物たっぷりアメジストも、たぶん、南インド産です。 (KUROはスーパーセブンはブラジルのエスピリト・サントと ミナスジェライス産だと思っているので、 インドのはスーパーセブンと言わないでおきます) もちろん、写真のアメジストは、スーパーセブン風でも何でもないですが、 半透明のポイントのてっぺんをごま粒ほどのアメジストが つぶつぶ覆い尽くしたドゥルージー。 アメジストの色合いもきれいなので、ちょっと果物っぽいです。 紫色でつぶつぶというと、南アフリカ産のカクタス・クォーツが思い浮かびますが、 カクタスは、先端に大きめの錐面がありますし、 つぶつぶの部分が後から結晶したのではなくて、 全体がほぼ同時にできたように見えるので、 明らかに半透明水晶が結晶した後から紫の部分が結晶したであろう写真の石は、 カクタスとは言えないと思います。 つぶつぶ部分をアップにするとこんな感じ。 おや、ゲーサイトらしき針状のものが見えます。 これがもっと多くなると、色がくすむ原因になってしまいます。 しかし、ごま粒ほどの小さな結晶でしっかり紫に見えているのですから、 この色合いはなかなかのもの。 ところで、インドの南部の方は、過去に地下深くからあふれ出した マグマによって作られた玄武岩台地になっているといいます。 そして、ブラジルの南部およびウルグアイのあたりにも玄武岩の地層があるといいます。 そしてどちらも色の濃いアメジストの産地。 どこだったか忘れたのですが、 玄武岩質の地層で結晶した水晶は、水晶の中でも低温の環境下で結晶していると 聞いた記憶があります。 玄武岩に含まれる何かか、あるいは低温だという環境が アメジストの色合いに影響を与えているのでしょうか。 また、玄武岩台地を作るマグマの噴出は、通常の火山活動ではなくて、 大陸移動の原動力となっているといわれるホット・プルーム すなわち地下深くからの大規模なマグマの流出だといいます。 (通常のマグマではなくて海溝から地下深くに潜り込んだ地核が溶けたものという説あり) 比較的数が少なく、高額になりがちなヒマラヤ水晶が 有数のパワースポットの水晶だからパワーがあるというなら、 大地の底から、わき出した溶岩大地に結晶した水晶は? なんといってもインドのデカン高原は 「富士山100個分以上の体積に相当する玄武岩が 日本の約1.5倍の面積50万kmに広がって(by Wikipedia)」 いるそうですから、すごいと思うんですけど……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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