カテゴリ:アクセサリー&手作りもの&番外編
続いています、種モノ・ブレス。
もとから、石と石以外の素材を組み合わせるのは好きでした。 種モノ・ブレスでは、石と石意外(種ビーズ)の割合が逆転していますが、 異なる素材の表情を生かして作る楽しさは共通です。 私は、ブレスレットに「こういう効能」という意味は付けませんが、 素材のイメージは追いかけます。 イメージを追いかけると言っても、それは私の側の都合なので、 「パワーストーン的効能」という共通事項(?)を無視しているという時点で、 KURO的好き勝手ということではあるのですが……。 石では、パワーストーンの効能書きが氾濫していますが、 種子ビーズはそうでもなくて、歴史や、民族的な側面があるので、 イメージを追いかけるのもおもしろいです。 今回の(も)種子ビーズは「蓮の実」。 蓮と言えば、 Om Mani Padme Hum(オン・マニ・パドメ・フン)という チベット仏教の有名なマントラがあります。 「おお、聖なる蓮華の中の宝珠よ永遠なれ」というような意味で、 蓮華の中の宝珠とは、菩提心のことであり、観音そのものを指すとも言います。 この中の「Padme」というのが蓮のこと。 また、インドの仏教の初期の教典にもさまざまな種類の蓮が出てくるのだそうです。 インドつながりでヨガなどのサイトやサロンの名前として ちょくちょく見かけることがあるので、 聞けば「あれがそうか」と思われることがあるかもしれません。 「Pundarika(プンダリカ)」=白い蓮 「Utpara(ウトパラ)」=青い蓮(睡蓮?) 「Padoma(パドマ)」=紅い蓮 ……などです。 「Padoma(紅い蓮)」の名前が出てきたときに、 「あの石がいいかもしれない」 と、思い浮かんだ石があります。 ストロベリ・クォーツです。 最近は、わざとか知らずかはさだかではないものの、 名前を混同して売られているチェリー・クォーツ(ガラス)以外にも、 ストロベリ・クォーツとして売られている石が何種類かあります。 こちらは天然石ではあるようですが、果たして水晶なのか不安だったり、 (クォーツァイトかもしれない)、 こういうのまでストロベリー・クォーツと呼びますか、 と言いたいような石だったりします。 もちろん、思い浮かべた石は、微細なゲーサイトの針状結晶を内包した、 正統派ストロベリー・クォーツ。 原石がなかなか手に入らない間に、待ちきれずに手を出したビーズです。 ただでさえ少なくて高いストロベリー・クォーツのこと、 色が濃い見るからに「いちご」な石はビーズでも手が出ません。 色が薄かったり(でも。ゲーサイトがきらきら)、 ちょっと色がくすみ加減だったりします。 そのためか、ビーズ単体ではそれなりにきれいなのに 他の石とあわせると意外に負けてしまって、目立たなかったり、 色のくすみが強調されて、全体的にはイマイチになってしまったり。 意外に使えなくて、すっかり観賞用になっていたあのビーズ。 石とあわせると思うように映えないビーズも、種子ビーズとならどうだ。 つや消し不透明焦げ茶色の蓮の実の中にあれば、可憐なピンクが引き立ち、 まるでひとひらの紅い蓮の花びらのように見えないか。 ということで実践! ……こうなりました。 残念ながら曇りの日差しではきれいに撮れなかったのですが、 不定形タンブル型の形と、淡い色合いや透明感が逆に幸いして、 蓮の実との相性はばっちりです。 あえて、最初の蓮の実ブレスと似たデザインにしてみましたが、 全体の感じは、やはり、優しい感じ。 困ったところは、蓮の実が軽いだけに、ストロベリー・クォーツが重しになって、 気が付くと手首の内側に石が移動してしまうことでしょうか。 そのうち写真撮り直そう……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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