カテゴリ:インド産
南インド産のアメジストです。 大きさは2センチちょっとと小粒。 拡大してよく見ると、結晶の中心から外側に向かって伸びた細~いゲーサイト、 赤いレピドクロサイト(……にしては色がちょっと違うような気がする)、 黒っぽい金属光沢のヘマタイト(ゲーサイト?)などが内包されています。 アメジストのファントムもくっきり確認できます。 黒い粒状のヘマタイトもファントム状に内包されていますが、その段階の結晶面と アメジストのファントムとはちょっと異なっているように見えます。 いろいろ内包されているわりに、ごつくはなくて、むしろ繊細な雰囲気。 内包のようすは、「南インド」とわかって買ったせいかもしれませんが、 ブラジル産とは違うかな、という気がします。 ブラジル産のは、ゲーサイトやレピドクロサイトがもっと大きくて、 アメジストもファントムっぽくならない。 インド産も、もっと内包物が多いタイプがありますが、これもブラジル産とはようすが違う。 どこがどのようにと言葉にするのは難しいのですが、 内包物それぞれの大きさや太さ、量、内包されているようす、 アメジストやスモーキーの色合いや混じり具合が違うのです。 もちろん、一つ一つの石でも表情が違うけれど、産地間でも違いがある。 石を大きくも細かくも見る視点は、石の新たな表情を教えてくれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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