カテゴリ:ミネラルショー関係
新宿ショー3日目。会期は4日目ですが、私にとっては3日目。
懲りません。 今日は、鉱物科学研究所の掘秀道先生による無料鑑定会が開催されたので、 ものは試しと参加してみました。 事前に整理券をもらい、時間前に中央階段で待機。 待つ間、周りの石好きさん(知り合いの人も、初めてお話しする方も)とおしゃべり。 遠目に鑑定の様子を見ていると、対象の石は、石製の香炉のようなもの、 両手で持つような水晶のクラスターなどさまざま。 掘先生は、ルーペで覗き、時に条痕を確かめて鑑定されています。 知り合いの石好きさんは、酸を付けて鑑定されたと言っていましたが、 できれば「非破壊」でお願いしたいものです(笑)。 見ている限りでは、ルーペでの観察が中心のようす。 そしていよいよ私の番。 鑑定をお願いしたのは、パキスタンのガーネットの中に食い込んでいる緑の鉱物。 もう一つは、緑泥で緑になっているとおぼしい柱状結晶の謎の鉱物クラスター。 「どちらもパキスタン、北部のギルギットのあたりが産地だと言われました」と まずは知る限りの情報をお伝えし、先生が鑑別するようすを観察。 この石が何であるかを知りたいという思いはもちろんありますが、 同じくらい、どうやって石を判別するか、そのようすにも興味あり。 先生は、ルーペを手に、あっちからこっちから入念に観察。 結果、どちらも 「透輝石ですね。透輝石はわかりますか?」 「ダイオプサイト……ですね?」 「そうです。どちらも、標本としてはまあまあいい石だと思いますよ」 とも言っていただきました。 ガーネットの中の鉱物の方は、アパタイト?と思っていたのですが、 予想は見事に大ハズレ。 やはり石を判別するのは素人には荷が重い。 しかし、先生にも苦手分野はあるようで、 別の石好きさんは水晶の内包物が何かを聞いたそうですが、 「それは難しい……」とおっしゃっていたそうです。 今回持ち込んだ石は、自分の判別に自信が持てなかったので「鑑別でも」と 思い立ったわけですが、それまでに何人かの石好きさんや石屋さんに 聞いてみたことがあります。 結果は諸説さまざま。 聞くところによると、鑑別ができる人でも得意不得意があるようで、 やっぱり数を見ている人は強いとのこと。 もっとわかるようになりたいです……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ミネラルショー関係] カテゴリの最新記事
|
|