カテゴリ:北アメリカ産
新宿ショー戦利品です。 初日、例年よりも人出が少ないという意見がありますが、 私にとっては前年と同じくらいのぎっしりすし詰め状態だと 思っていた人混みのなか、 知り合いの石好きさんと、あっちこっちのお店をチェックして回っていたときのことです。 小さいけれど、遠目にも鮮やかな色彩の石。 表示を見ると「Red Beryl」。 同時に目に入ってきた「Each \1000」 えーと。 一瞬理解できませんでした。 レッドベリルということはわかります。 エメラルドやアクアマリンと同じベリルの仲間で、 マンガンによって濃いピンクに発色している石。 採れるのは世界でわずかに数カ所。 数センチの結晶が最大級のものという、ベリル族きってのレアな石。 鉱物名はビクスバイト(Bixbite)。 ところがビクスビアイト(Bixbyite)という、一文字違いで全く別の石があるので、 ややこしいためにレッドベリルの通称の方が知られています。 宝石業界の方では、「レッド・エメラルド」と呼ばれていたりもしますが、 エメラルドは誰がなんと言おうと緑の宝石の代表格。 赤い緑の宝石なんて、変です。 ……とそんなことが頭を駆けめぐり……。 えーと。 「Each \1000」ってことは、ひとつ千円? 「¥」だからドルじゃなくて円だよね? 思わず、一緒にいた石好きさんにも同意を求めました。 「ひとつ……1000円?」 「だよねえ……?」 石の大きさはわずかに7、8ミリ。 小さいです。 しかし、大きさはもうちょっとありましたが、ずっとずっと色の淡い石を 3倍以上の値段で買いましたよ? 結晶の頭(端面)はないけれど、柱面はばっちり。 それにこの色。 濃いピンクと言うよりホット・ピンクとでも言いたい、鮮やかな色! これはもしかしなくても掘り出し物! ……ということでめでたく色鮮やかなレッドベリルをゲット♪ 最終日にものぞきに行きましたが、3分の2以上が売れていて、 色が浅い結晶ばかりが残っていました。 やっぱり、皆さん気が付いて買ってる。 初日に見つけたのはラッキーだったかも。 どころで、色が浅い結晶を見るとわかりますが、レッドベリルのピンクは、 赤に白を混ぜたピンクよりも、若干紫がかっています。 なので、某「クリスタル百科事典」で、 レッドベリルが「オレンジ・赤の石」に分類されているのが納得できません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/07/02 03:48:01 PM
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