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2008/07/07
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カテゴリ:ネパール産
見分ける

ヒマラヤ水晶です。
ガネーシュ・ヒマール産です。

蒸し暑い季節には、やっぱり透明で見た目に涼しい水晶が恋しいです。

……改めてもう一度。
ちょっと見た目に「おや」と思われるかもしれませんが、ガネーシュ・ヒマール産です。

石の表面の複雑な面のようすが美しかったので、光を反射させて撮ったため、
まるで金属のように写っていますが、実際はとても透明です

面のようすだけ見ると、カテドラル!と言いたいような複雑な感じですが、
全体的な形は欠片状。
写真の面だけが結晶していて、残りは破断面で、大きな結晶の一部に見えます。
実際は結晶しているのですが、欠片に見える変な石。

複雑な結晶面のシャープな形も、欠片に見える形状も、すっきり明るい抜群の透明感も、
今までのガネーシュ・ヒマール産とはちょっと違う感じです。

これが他の店なら、ひょっとして? と産地を疑いますが、
まず、買ったお店の品揃えからして、置き場所が違ってしまって
他の産地が混じったという可能性はとても低いです。
お店のご主人がネパールの方ですから、
ネパール側の人と石の疎通がうまくいかなくて……という混乱もないでしょう。
何より、新しい産地と聞くと、産地がどのあたりか確認してから仕入れるという
お店ですから、私としてはとても信頼しているのです。

……ということで、今回の石は、ガネーシュヒマールの新しいタイプ(かも)。

新しいタイプ、などと、ちょっと大げさにいいましたが、
ヒマラヤ水晶(ネパール産)を追いかけていると、
実は、結構頻繁に「あ、これは以前は見なかったタイプ」という石が出てきます。

数年前までは「ルチル入り」などと呼ばれている
角閃石入りタイプは珍しい部類でしたし、
淡いスモーキーも見かけませんでした。
逆に緑泥入りの「かき揚げ」タイプや、堂々とした形の透明ずんぐり型は
少なくなってしまいました。

ほとんど見かけなかったガウリシャンカールやカンチェンジュンガなどの三つの水晶も、
あちこちの店で見かけるようにもなりました。

いろいろなタイプの石が見られて嬉しい一方で、
密かに「ガネーシュ・ヒマール産ならだいたいわかる」(注:見た目)と思っていた
識別能力の危機。
「これ、ガネーシュ!?  ブラジルじゃなくて?」
と驚くこともしばしばです。
今回の石も「ごめん、実はブラジル」と言われても、ショックを受けないかも。

世にあまたある「ヒマラヤ水晶」には、
個人的に、どうもヒマラヤ山脈の範囲外としか思えないのもあるので、
買うなら「ヒマラヤのどこ」というあたりを知りたいし、
「もしかしたらヒマラヤの範囲外かもしれないけど」という点も知っておきたいので、
素人ながらに、見分けにチャレンジするのですが、
こうもつぎつぎ新たなタイプが出てくると、
見分けられるか見分けられないか、石との攻防の様相を呈します。

そんなこんなで、実は別館サイトのヒマラヤ水晶コーナーは、
密かに増殖を続けているのです……。





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Last updated  2008/07/07 09:44:03 PM
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スターブラリー@ Re:名前を使う、意味を使う(10/08) この写真に掲載されている水晶は、販売予…
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