カテゴリ:ミネラルショー関係
パソコンはどたばたしていますが、昨日は、石イベント「第3回 ミネラル・ザ・ワールド」に行ってきました。
1回目は有楽町、2回目は横浜、3回目は浜松町と、なかなか居場所が定まらない新参の石イベントです。同様に出品者も、ちょこちょこ入れ替わっていて、新しい石屋さんに出会えるおもしろさもあるものの、前回面白い石を持ってきたあのお店が今回はいない、という残念な点も。 東京には春の新宿ショー、秋のIMAGE展、冬の池袋ショーと、大規模な石イベントが開催されますが、それぞれ回を重ねたミネラルショーだけに、逆に新規のお店が参加しにくいのだそうです。 そういう点では、ミネラル・ザ・ワールドやMFA展のような新規イベントは、新規参入のお店にとってはチャンス。ただし、新しいイベントだけにネームバリューもいまいちで、客足、客層と売り上げのバランスが難しそうです。 新宿や池袋のショーのような老舗ショーと違って、新規イベントは、お店も、お客も買われる石もやや小粒。 第2回は、運良く「お!」という石に出会えましたが、今回は不調。 結果を見れば「ちり積も」なのですが、「見つけた~!」「買った!買っちゃった!」という 満足感に欠けます。 そんな中で、初日の閉場間際、これぞ石イベントの醍醐味!という出来事が。 私ではなくて、一緒にいた石好きさんのなのですが、ネタにしてもいいよとお許しをいただきましたので、ご紹介。 閉場間際。 最後の一周とばかりに会場を回っていたときのことです。 一緒にいた顔見知りの石好きさんがある石に目をつけました。 サムネイル・ボックス(小さな鉱物標本を入れる、3×3センチくらいの小さなプラスチックの箱)にはいった、白い母岩つきの紺色の石です。 「あ、これ」 その石好きさんは、一目でその石を見抜きました。 私にもわかりました。 この母岩、この色、この結晶の形。 間違いなく、あの石。鉱山さえ特定できます。 しかも、小ぶりでもなかなかのグレード。 でも、値札がついていません。 「おいくらですか」 と若い店員さんに聞くと、その店員さんはもう一人の年配の店員さんにお伺い。 すると、年配の店員さんは、その石を右から左から眺め見て、ルーペまで取り出してチェックした挙句、 「カ○○○○○ですね、確信は持てないけど」 その瞬間、私たちふたりの顔から表情は消えていたはずです。 もしかしたらこわばっていたかも。 ここで騒いではいけません。 平静に。 冷静に。 そして、何気なく。 「そうなんですか。おいくらくらいですか?」 「×××円」 「じゃあ、いただきます」 取引成立! 無事石を受け取り、やや離れてから、二人でひそひそ快哉を叫びましたとも! 今だからこっそり言います、石屋さん。 カ○○○○○じゃなくてベ○○○○○です。 本来なら値段も一ケタ違ってます。 たまにこういうことがあるから、石イベントは面白い。 もちろん自信を持ってベ○○○○○と見抜く「目」と、それがなかなか見つけられない石だという「情報」をもっていればこそですが、今回は、それを持っていた石好きさんの勝利! おめでとう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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