カテゴリ:インド産
暑いですぅ~。
昼間、一人でいるのにクーラーをつけるのはもったいないし、と、 扇風機で堪え忍んでいるんですが、 ふと温度計を見て、激しく後悔しました。 天気予報の最高予想気温と同じ……。 数字で見たとたん、暑さ三割増し。 見るんじゃなかった……。 一気に気分がゆであがってしまったので、今日はこの石。 せめて、名前だけでも涼しく。 アイスクリスタルです。 産地はもちろん、インド、ヒマチャルプラデッシュ州、マニカラン。 一番最初に買ったもののように大きくなく、手のひらすっぽりサイズで、 ほんのりうっすらピンク。 先端は平らに削り落としたように溶け、 (これをC面と言っているところがありますが、厳密には違うかも……) 溶けたところにはうっすら年輪のような模様が確認できます。 適度に推面も残っていて、触像の逆三角形(▽)もばっちりクリア。 柱面もしっかり溶けてでこぼこです。 ……と、なんだか、アイスクリスタルのザ・スタンダード。 縦に溶けてるよ、とか、 溶けてとんがってたり、とか ファントム入りでしかも二重ファセットとか、 そんな強烈な個性は無くても、アイスクリスタルという石自体がすでに個性的。 スタンダードタイプがあって初めて、超個性派石がどれほど変かわかるというものです。 とにかく、「アイスクリスタルってどんな(見かけの)石?」と聞かれたら、 私はこの石を説明します。 2006年に初お目見えして以降、どっと出回ったアイスクリスタルですが、 2008年新宿ショーでは、かなり下火になりました。 最初にアイスクリスタルを持ち込んだ業者さんでは、 ペンダントヘッドに加工したものしかおいておらず、全体的に数が減りました。 ネットでも大振りなものを置いているところがあるにはあるのですが、 今度は手頃なサイズを見かけません。 うっすらピンクではなくてはっきり「鉄さび」と言いたい赤黒い色のものも増えています。 言うまでもなく、石は「天然もの」。来年も同じように出回るとは限りません。 今買うか、産出が続くことに賭けるか。 情報の少ない新産石の悩みどころです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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