カテゴリ:アクセサリー&手作りもの&番外編
お手頃値段で、なかなか色合いの良いラピス・ラズリのブレスを見つけました。
ちょっと試着してみると、やや小さめ(私の腕が太いのかも・汗)。 うーん、小さいから安いのか。 それともビーズそのものが完全な丸じゃなくていびつなのが多いから安いのか。 しかし、白い部分が混じっていると言ってもちまたで見かけるものと同じくらいだし、 濃くて鮮やかな色合いはむしろ上。 サイズが小さいなら調節すればいいじゃないか! ……ということで、リメイク予定で買いました。 さて、ラピス・ラズリ。 実は、この石苦手です。 パワーストーンとして言われている気位が高い石だとか、試練を与える石だとか、 持つ人を選ぶから……ではなくて、 写真に撮りにくい色だし、素材としてみても、あまりに色が強烈すぎて ブレスレットの中に一粒二粒混ぜるのが難しいから。 以前にも使ってみたことがありますが、このときもなかなか大変でした。 そして今回。買ったままのやや小さめブレスをつけたりはずしたり、 石の色合いや肌写りを確かめながらじっくり考えました。 やはり、強烈な色の存在感を持つこの石は、何かを混ぜるよりも この石を主役にした方がいいだろう。 補うにしても、さざれなどは用いずにシンプルに。 最初に思いついたのはもちろん透明水晶でした。 何にでも合う、万能石・水晶ですが。この場合は透明水晶が 不透明ラピスラズリの輪に、「息抜き穴」をあけてくれそうです。 しかし、透明水晶ではややラピス・ラズリに押され気味。 なじむけれども迫力負けして、ちょっと物足りない感じになりそうです。 そこで、透明水晶でもラウンドカットのきらきらビーズを二粒プラス。 きらきらカットに合わせてシルバービーズもアクセントに。 かなり印象が変わってきましたが、まだ足りない。 ほんのわずかな色味、ラピス・ラズリに負けないポイントが欲しい。 どんな石がいいか……と考えた末に選んだのが鳳眼菩提樹にも合わせた レモン・クォーツ……個人的には、イエロー・ジラソルと呼びたい、 ややミルキーな淡黄色の水晶です。 これらを合わせて作ったのが……これ。 ちょっと角度を変えて。 8ミリのラピス・ラズリに対して12ミリを使ったので、 大きさとしてもポイントになりました。 ほんのり黄色が、ラピスラズリの青に映えていい感じ。シンプルです。 2枚目の写真でわかるように、相変わらずの左右非対称。並び方ランダム。 これにはいくつか訳があります。 一つは実際身につけてあちこちの方向から見たときの釣り合い。 今回のように一つ大きめのポイント石があって、そこから左右対称に石を組むと、 ポイント石の反対側が、ちょっと寂しい感じになります。 4つの石を十文字に配置した場合は、実際身につけるとちょっとバランスが悪く感じます。 そこで、腕にはめてどこから見ても、少しずつポイントがあるように水晶を配置。 そして……理由のその2。 こちらはちょっと柄にもなくイメージ的な理由です。 左右対称だったり、あるパターンで並べた石の配置は、 安定してまとまりよく見えます。 たとえて言えば湖の水。 なめらかな水面、静かな湖面は美しいです。 しかし、同じ水でも沢を流れ、谷を削り、海へと流れる 「動く美しさ」もあると思うのです。 私は、ブレスレットという「輪」の形に、動く美しさが欲しい。 そこであえて左右対称やパターンを崩して、「動き」を出してみようと思いました。 石に、あるいはブレスレットにパワーがあるというのなら、 静止したものでなくて、ブレスレットの輪の中を勢いよく流れているような感じにならないか。 もしも、石の並べ方でそのようになるのだったらおもしろい。 それに、左右対象やパターンのあるデザインは、他の人が作っているから だったら私は別のもの。 そんなわけで、私のブレスは左右非対称・ランダムなのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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