無意識の色
連日ブレスねたで失礼します。しょっちゅうブレスを作っているわけではなくて、作ったり作らなかったり波があるのですが、作り出すと連続で作ってしまいます。で、今回は、ルチル入り水晶とヌーマイトブレスを皮切りに、「作りたい病」発症。こうなると、勢い余ってビミョーなブレスも作ってしまったりします。それは……コレ。なかなか強烈な色合いのオレンジ・カルサイトビーズを見つけたので、うれしくなって作ってしまいました。オレンジカルサイトというと、一般的には、ミカンジュース色というか、オレンジやミカンの「果肉色」。「オレンジ」という色よりは黄色っぽく、半透明な色の石ですが、今回見つけたビーズはオレンジの「皮」の色。濃くて、透明度は低く、色むらもかなりある、「きれい」とはちょっと言い難い、でもインパクトのある色合いのビーズです。同じ色合いのオレンジカルサイトでも、もうちょっと質が高いと、ビビッドで明るく楽しい感じになると思われますが、ちょっとくすみがあったり、褪せたような色むらがあるこのビーズは、ビビッドと言うよりワイルド系。このオレンジに合わせるのはやはり黒!そこで持ち出したのが、おもしろがって一粒だけ買ってしまった「ブラックシリカ」やオニキス、ルチル入り水晶ブレスにも使った大きめメタルビーズ。カルサイトのインパクトに負けない存在感が欲しくて、原石テクタイト。そして……差し色になぜかラブラドライト。ワイルド系ど派手オレンジにがっつり黒、そのなかに怪しい系ラブラドレッセンスの青。こうして書き出すと、変なもの好き、好き勝手デザインがモットーの私でも、「あり得ない……」とぼやいてしまうラインナップです。オレンジカルサイトを調べていたら、「女性的な魅力を高める」という意味をつけているサイトがありましたが、このオレンジカルサイトはたぶん違う!最初にあげた「果肉色」系オレンジカルサイトと、同じにしてはいけないのではないでしょうか。何もオレンジに黒を合わせなくてもいいのでは……と思われるかもしれませんが、たとえば、オレンジムーンストーンのようなふんわり・オレンジならばいざ知らず、これだけインパクトのあるオレンジに立ち向かう色となればやはり黒!(※オレンジ・カルサイトと濃いブルー・アパタイトが共生した石があるので、アパタイトのビーズでも試してみたいと思っています)……と、「このビーズ」でバランスを考え、作ってみたのですが、思い返してみると、去年のよく似た時期にも同じようにオレンジと黒のブレスを作っていました。サンストーンとオニキスのブレスです。さらに考えてみると、季節はハロウィーン。オレンジと黒。そういえば、オレンジカルサイトはオレンジの「皮」というより、カボチャのランタンの色。無意識のうちにのせられちゃっているのでしょうか、私。