カビ屋敷からの脱出
今の家を買ったのは、7年前。だんなも私も地方都市の出身で、「100坪の土地」という環境で育っただけに、2DKの社宅という環境は、知らぬ間にストレスになっていた。「一気に建売を買ったりすると税金も利息も高くつくから」という不動産大好き母のアドバイスに従い、評価額が限りなくゼロに近い古家つきの土地を探した。 古い上に傾いている(エアコンの取り付けに来た業者の人に、「家の床と平行に付けますか?地面と平行に付けますか?」と聞かれた・・・)けれど、どのみち10年程度しか住まないつもりだったから、大地震でも来ない限り大丈夫。お風呂の天井もペンキがはがれて「べろろ~ん」となってるけど、気にしなければそれまでだ。二人暮しで述べ床37坪の生活は、余裕たっぷり。。。と思っていた。今年の夏までは。 でも、蒸し暑い梅雨の間に、家にはカビが生えた。それもそのはず。元の持ち主が増築に増築を重ねているので、排水が無茶苦茶。雨は、樋をつたって、そのまま家の脇の地面にしみ込んでいる。だんなの部屋の押入れは、物を入れるとカビが生える。そして、玄関においてあった靴にもカビが生えた。 さらには・・・私の耳にもカビが生えた(!)。 もうイヤです。建て替えましょう! いずれ建て替えるのならば、今です、今!とんなわけで、建て替えに向けて、私たちは動き始めた。