襖 マイブーム
最近、このタイプの襖の貼替えがよく出る。上新鳥の子とよばれている機械漉きの和紙だ。ちなみに鳥の子の種類としては 1, 鳥の子…手漉きの和紙 ←高級品 2, 上新鳥の子…機械漉きの和紙 ←普及品 3, 新鳥の子…パルプ(すでに和紙ではない) ←格安品またはアパート用私の中ので大雑把な認識は上の感じ。この鳥の子和紙の良いところとしては…和紙の襖としてはお手頃価格なのだが、模様が普通の印刷のほかに、シルクスクリーンやエアブラシの手加工だったりで加工方法が贅沢なので質感が非常に良いのだ。さらにこの鳥の子の特徴として、とんでもない位の水分を保持する。貼る時に与える水糊の量は、普通の糸入り襖の1.5倍は与えないと乾いて貼れない。ということは、襖として使用した場合、梅雨時期などは部屋の湿気をじゃんじゃん吸ってくれて快適な室内環境という点では一番の紙ではないかと思うのだ。しかも、見かけは非常に繊細で儚いイメージなのだが、実は意外に丈夫で、思ったほど汚れやすいわけでもない。ただ…欠点としては、ちょっと貼り難いかも。水ガンガン吸う分、紙が柔らかくなって裁断しにくいし、施工中にちょっとでも糊がついたりスレ、汚れはアウトだし、普通の織物系よりは神経使う。しかし、不思議だ。「この品物好きだな」と思う商品がよく出る。無意識に勧めているのだろうか?畳もいいけど襖も好きという人 ↓にほんブログ村