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カテゴリ:2008アメリカ大統領選挙
アメリカ時間の本日8日にいよいよニューハンプシャー州で大統領候補を選ぶための予備選挙が行われる。
年末までは民主党ではヒラリー氏が40%台で次のオバマ氏の20%台を引き離し断トツの支持率を誇っていたが、3日のアイオワで負けた頃から逆風が吹いているようだ。直前の統計でもオバマ氏が1番で、二番手にエドワード氏が、そしてヒラリー氏は3番手にまで落ちている。その理由は先日行われたABCニュースチャンネルの公開討論会と、昨日のヒラリー氏の涙にあるのではないか、と思っている。 ヒラリー氏が昨日涙を浮かべたのは、支持者の前でのことだった。支持率が低迷している中でも前向きにしている姿勢について質問を受け、「自分がいろいろとチャンスをもらってきたアメリカという国が後退するのを目の当たりにしたくない」と言葉を詰まらせた。 正直なところ、これまでは、”ズバリ”ヒラリー氏に大統領になって欲しかった。 『鉄の女』と異名を持っていたサッチャー女史は英国で11年間もの間、首相の座についていた。アメリカでもそんな指導者を見てみたかったのだ。 感情を仮面の下に隠した強い指導者を。 それにしてもアメリカのメディアというのは世論をとことんコントロールしている。例えば、CNNチャンネルをつけているとヒラリー氏を支持したくなくなるような情報ばかり流している。 『ヒラリー氏は大統領候補者の中で一番ワシントンから政治献金をもらっているから、今の政策から大幅に変わるような改革は出来ないだろう』とか 涙を流す画面を何度も流したり、ヒラリー氏からオバマ氏に支持を変えたという女性の有権者の取材を放送したりなど。 テレビ局が他の候補者に多額のお金をもらっているのかもしれない。実際この度のニューハンプシャー州の予備選のためにオバマ氏、ヒラリー氏など各候補がかけた広告費は、各5億円以上だそうだ。共和党の候補者では8億円以上かけた人もいるほどだ。 それだけ本日の予備選に力を入れているのだろう。それにしても偏っている。 共和党だが、事前調査ではジョンマッケイン氏が一位。二位はロムニー氏で、アイオワ州で勝った元アーカンソー州知事のハッカビー氏は現在第3位。共和党はまだまだこれから一人に絞るには時間がかかりそうだ。平均年齢が高そうな共和党の候補と先日書いたがよく年齢を調べてみると52歳、60歳、63歳、、、などと意外と若いことが判明。 すみません、見た目で書いてしまいました。 対抗する民主党のヒラリー氏は60歳、オバマ氏は46歳、エドワード氏は51歳であった。 討論会で大統領候補者にインタビューした政治評論家は、ある候補者に対して7年前に演説した内容を引用した上で『今言っていることと全く同じだ何の進歩も見られない』、と質問していた。ちょっとしたスキを見せると支持率が下がる。候補者も視聴者も気を抜いていられない予備選の結果はいかほどになるだろうか。 本日話題に出たCNNニュースの政治部のサイトはこちら 2つのランキングに参加しています。25位以内だと紹介文が長くなります☆ ↓それぞれクリックして協力をお願い♪更新の励みになります。↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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