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2006年03月20日
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カテゴリ:二世帯住宅
姑の入院で、アメリカロサンゼルス在住の旦那の妹が帰国した。

無理して帰ってこなくていいよって言っておいたが、そこはやはり娘、母親のことが気になってか、と、思ったら、違ってた。

なんのこたぁない、うちの旦那のカースケが、
「おふくろは毎日、毎日、うちの嫁を呼び出す、あれじゃたまったものじゃない、トースケは勘当の身だし、俺だけが子じゃない、お前の親でもある」
と電話したらしい。

そこで、昨日、おはぎ持ってこい発言や、大根と鶏肉ばかりと愚痴ったりすること、などを義妹に話して、病院へと一緒に行った。

義妹は、元々、単刀直入にモノを言う、単刀直入というより複数刀直入のように一気に言うのである。

今回もそう。延々1時間、一方的に姑は怒られた。

義妹は、糖尿病の合併症の怖さを話し、食事療法の重要性は欧米でも一番に言われてることを話し、ここで頑張らなければ、先々もっとつらい目にあうことなどを話して聞かせ、また叱咤しながら姑に言い聞かせていた。

義妹が話し終えたとき、姑はひとこと
「よくまぁ、親に向かってこうも言えるもんだわさ」
その一言で義妹、再点火炎

「娘だから言うんだろうが、わざわざ高い飛行機代出して帰ってきて。あんなぁ。お母ちゃん、親たるもの、子供に心配かけさせないのが親やろ、子供に心配掛けて、嫁さんに迷惑掛けて、どこが親じゃい。あほんだら」

あまりの声のでかさと、ど迫力に看護師さんは飛んでくる、他の部屋の人も覗きに来る、面会センターで遊んでた旦那と娘は走ってくる、ちょうど見舞いに来た私の実家の両親は、病室のドアのところで立ちすくむ。

そばにいた私は、ムチャクッチャ恥ずかしい立場でした。

旦那と二人で、
「お騒がせしてすみません・・・」と頭を下げて歩いて回ることしきり。

看護師さんやドクターからも、ホドホドで・・と言われて、戻ってきても、
親子二人にらみ合ったまま。

黙って眺めてた実家の母が、
「お義母さん、以前にも言ったけど、この病気はお友達になることが必要。だからお食事の内容もお友達に合わせたものにしなきゃね。そしてね、親はね、どうしても最後は子供の世話に絶対にならないといけないことがあるの。最後、子供に、骨を拾ってもらわないといけないでしょ、こればかりは自分で拾うわけいかない。そしてまた、こうやって病気すると、物理面では迷惑かけずにやっても、精神面ではどうしても心配掛けてしまう。世の中一切気にしない子もいるかもしれないけど、親のことで悩むこと、どうかなって思うこと、それはもう心配掛けてる。どうしたって世話にならないといけなのだから、少しでも負担を少なくしないと、お義母さんがお義父さんとの生活があったように、若い世代には若い世代の生活があるのだから。アメリカからワザワザ帰国してくれてアリガトウの言葉をいいましょう。ありがとう、この言葉を毎日、言ってると、少しずつ何かが違ってきますよ。」

その後、姑は、ブツブツ言ってたようですが・・・

しばらく親娘で話させてました。

その後、姑のところへ、旦那達と戻ってみたら、なんと、ベッドの枕元には

間食・盗み食い一切禁止と赤のマジックで大きく書かれた紙が貼ってありました。





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最終更新日  2006年03月21日 02時35分44秒
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