テーマ:心と家族と人間関係(1216)
カテゴリ:祖母のこと
今日は朝から娘を幼稚園へ送りだし、延長保育を頼み、姉と母と三人で祖母の入所してる施設へ。
娘は、この頃、とんとナマイキちゃんになり、 「ママ、毎日だってお預かり(延長保育のこと)いいのよ、菜っちゃん、みんなと遊ぶの大好き」 などと言ってくれる。 1回200円で夕方5時まで預かってもらえるし、お友達も数名、常連さんがいるらしく、終わってからもしばらく皆と遊びたい娘には嬉しいみたい。私の住んでる町は田舎で、町に保育園が1件しかないので、この幼稚園の延長保育を利用し、仕事に出るママも多い。私も、この方法で仕事を探そうかと思いはしてるのだが・・・。 それはともかく、祖母のところへ三人で出かけた。 先日から、少し食が細くなった、体重が減少した、とのことだったが、細い食の割には痩せもせず、肌もツヤツヤ。顔のお手入れは、週に1度のパックと3日に一度のマッサージは欠かさないらしい。 祖母は私達を見るなり、 「ふん、今日は菜っちゃん、来てないの。中年女とバアサンが来たかいな」 憎まれ口叩いて・・・ 祖母はさっさと自分で歩き出し、笹の葉に短冊をつけろと。 看護師さんに頼めばよかったのにって言うと、 「こんな手間を看護師さんに頼めるね、気の毒じゃ」 しかし、祖母の書いた短冊には <○○(母の名前)の病気がこれ以上悪くなりませんように> <姉ちゃん(私の姉)の体調が良くなりますように> <菜豚子が元気に育つように> <カースケ君が無事に仕事勤められますように、事故に遭いませんように> 等々、娘・娘婿・孫・孫婿・孫嫁・ひ孫への思いが書かれた短冊ばかり。 私「これ、全部、ばあちゃんが書いたの?」 祖母「おたく失礼な方やね、七夕の短冊を人に書いてもろうてもご利益ないわ。当たり前です」 そして、姉に向かって 「姉ちゃん、なんやこのボランティアはん、物知らんがなぁ。あかんわ。」 なんで姉は判って、私はわからないんだよ・・・ その上、今度は母に向かって 「おたくまだお若いんやろ、大事しや、足悪うても気を気丈夫に持って、元気に生きよう思わなあかんで。あんなぁ、毎日最低一回楽しいこと見つけるんや、そして笑うん。でな、孫いてるんか、ほなな、孫が結婚するまで生きよう、思う、そしたら元気でいれる。うちなんぞ、このババを死なせんようにって、この孫娘がいかんのや、孫息子も一人片付いてへんし、そやさかい、この頃は、ひ孫の花嫁姿見るまで死ねんな、思うてんのや、ガハハ」 どこまで、判ってるのか判らない祖母ですが、帰る時には、「今度は菜っちゃん連れてきてなぁ」って言ってました。 100歳になるというのに、72歳になる娘の身を心配する祖母、これも親の心だなって思いました。 話変わって、旦那の弟、トースケの嫁アキコ。 トースケとアキコのお父さんとアキコのお兄さん夫婦で、話し合いをしたそうです。 とにかく、本人を早急に、病院へ連れて行く。しかし、この近くで大人のADHDを診てくれるお医者様がいないので、車で2時間の隣県まで連れて行く。当面は、アキコのお父さんが、トースケ夫婦の家に泊まりこむ。ちょうど仕事の契約も切れたところだし、自分の奥さんの病院に通うにもその方が便利だから。 遅れてた家賃はとりあえず、分割で月々の家賃に上乗せして払う、お金の管理は当面、トースケとアキコのお父さんでする。また細かな事は、アキコの診察が済んでから。 当のアキコは今夜は実家へ帰ったそうです。トースケも、今夜は自分の実家に帰って来てる。 アキコのお父さんは、自分が父親だから、って繰り返してたそうです。 アキコはなぜ今夜、自分が実家へ連れ戻されたか、その理由は話されずに、お父さんが久しぶりに帰ったからということで連れ帰られたらしいのですが、どうしてトースケが来ないのかって不思議がってたそうです。 これから、長い新たな道が始まるんだねって旦那とも話しました。 もっと早く、その病気に気づいてあげればもっと違ったものもあったのではと言う気もします。ただ、アキコは今年29。アキコが子供の頃、そうした診断があったかどうかはわかりません。 しかし、そういう病気の可能性があるということに気づいた事はある意味良かったとも思います。このまま気づかずにいて、もっと悪くなってたらもっと大変だろうし、可哀想なことだし。 そう言えば、今日、祖母が言ってましたね。今の世、一病息災が結構って。 自分の一病は、老人性痴呆なんだって。言ってました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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