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2006年07月07日
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カテゴリ:二世帯住宅
ここ数日の騒動で、今日の昼間は久々のお昼寝。
1時間ぐらい寝てしまってた。

昼間、普段は我が家の玄関のほうは鍵を掛けているのだが、今日は掛け忘れてた

そこへ、飛び込んできたものあり。台風まるで台風そのものの勢い

私は寝室で寝ていて、誰かが叫んでる声泣き喚いてる声で飛び起きた。

「ネエサン、陽菜子ネエサン」

びっくりして出て行くと、アキコ。

顔を真っ赤にし、ボロボロ泣いてというより泣きじゃくってる。

どうしたの?と声を掛けると後ろに立っていたのは、あれは正しく人の皮をかぶった鬼だ。
きっと娘がいたら、オニがきた、と言ってまた泣き出したろうと思ったほど。
後ろに立っていたのは、舅だった。

アキコにホットタオルを持ってきてやって、どうしたの?と再度声を掛けると、舅が、

「陽菜子さん、僕はね当たり前のこと言っただけだ、あんたね、嫁で他人なんだから、口挟まないでおいてね」

言うだけ言うと、舅はさっさと階下へ降りて言った。

再度、アキコに何があったの?って尋ねると、アキコは泣きながら

「トースケと別れろって、お義父さんが朝から電話してきて、話があるから来いって言うから、出てきたら、トースケと別れろって、離婚用紙の紙はもらってきてる、トースケにはあとで署名捺印させるから、すぐ書け、印鑑押せって」

いなずまパンチ爆弾炎もう一瞬でぶち切れた。

私「その話、トースケは知ってるの、トースケが言い出したの?」

アキコ「どうか判らない、でも、昨夜、トースケこっち泊まったでしょ、私がキチガイだからって、この家にキチガイには用が無いから別れろってお義父さんが言うの」

全身に氷水を浴びせられたようでした。そして、すごい力で殴られたみたいな感じでした。

私「(アキコに)あんたはキチガイじゃない、本当に本物のキチガイはあのジジィだ、あんたがトースケと別れたい、トースケもあんたと別れたいって言うなら話は別、だけど、あのドアホにそんな事いう権利もする権利もない。ジジィが変なこと言うなら、弁護士立てるから。今から下言って、ジジィ、怒鳴りつけてやる」

アキコ「弁護士なんて知らないよ、それに私、頭、おかしいの?」

私「今度一緒に病院行こう、診断するのはお医者様だよ。ジジィじゃないよ。アキコでもない。トースケでもない。お医者様が検査して、診察して、それからだよ、弁護士さんは、心配いらない。姉の友達にいるから、姉の同級生の女の先生。以前、確か一度会ったと思うよ、とにかくここで待ってて、顔洗って、待ってるの。おとなしく待っててね」

って言い聞かせて、階下へ。

階下はアキコが暴れたのか、ジジィが暴れたのか、物が散乱した状態の中、ジジィが通帳と電卓をニラメッコしてました。

私「アキコさんに何言ったんですか。何の権利があって離婚届に署名捺印をお義父さんが求めるんですか。彼女、病気なんですよ、これから、治療していく必要があるんでしょ、それをどうしてそういうことするんですか、離婚はトースケが請求したんですか」

舅「さっきも言ったろ、あんたは嫁だ、他人だ」

私「じゃあアキコも同じ嫁です。あんたは他人です。他人のあんたがよその夫婦の婚姻関係に口を出すんかい」

舅「あんたなぁ。嫁の分際で、舅に向かって、なんたる口の利き方だ。それが親にいう言い方か。だいたい、あんたの親は、子供を4人も大学までやって、そのうち男二人は大学院までやって、何様のつもりだ、そうして、親はしょっちゅう、しょっちゅう、病気ばかりしやがって、病人の巣窟か、だいたいな、健全たる肉体は健全たる神経に宿るって言ってな、病気する奴は、神経もおかしいんじゃ」

私「あんたが他人って言うから他人だって言っとんのや。大学行こうが大学院行こうが何の関係あるんかぁ、うちの親が病気で何かてめぇに迷惑かけたんか、イヤミばっか言いやがって、てめぇの女房も病人じゃろうもん。だいたいな、ろくすぽ言葉を知らんのに使うなぁ。あんなぁ、教えたる、健全なる精神は健全なる身体に宿る、言うんや。それもな、人間社会の話でな、あんたみたいな人でなしの言葉やない。」

舅「・・・・(何も言えず、固まってる)」

私「アキコのこの件は、弁護士立てて話させてもらいます。トースケ君の言い分もきちんと聞きたいさかいな。ほな、さいなら」

二階に戻ったら、アキコは椅子に座ったまま寝てました。

トースケに電話を入れること数回。2時間ほどでやっと繋がったので、舅の行動を話したら、夕方来るから、と。

娘を迎えに行く時間だったから、アキコに奥に布団を敷いたので、そこで寝るように勧め、娘を連れて帰ってきたら、姑が玄関前で待ってる。

姑とも話したくなかったので、無視して上がったら、姑は上まで着いて来て、

「アキコさんにはトースケと離婚させて実家帰したほうがあの人の為じゃないかと思うんだけど」

私が思いっきりにらみ付けたら、姑は、何も言わず、そそくさと階下へ。

娘が誰か、お客様?って言うので、お客様ね、疲れてお休みしてるから、静かにねってだけ言って。

姉に頼んでた弁護士の先生が、時間遅くなるが、とりあえず来てくれるというので、夕食を一緒にと思い、準備し、そうしてたら車の音がしたので、駐車場の私の車とアキコの車を裏の空き地へ移動。弁護士さんと同行した姉に二階へ先に行ってもらうように案内してたら、また今度は義父母二人で出現。

で、二人で言った言葉は

「よく実家から来るね。親が病気したって見舞いにも行くし。昨日はバアサンの見舞いにまで行ってたらしいからね。」


またここで喧嘩始めてと娘が、降りてくるといけないので、一言
「まぁ、他人の家を覗き見なさるんですか、誰が来たかをイチイチ、チェックして。いいご趣味だこと」

二階に上がってみたら、アキコはおきてました。しかし、娘は、アキコを何か怖いものを見る状態で見て、姉に抱っこ、の状態。姉が、娘のことを見ていてくれるというので、今回の騒動を弁護士さんに話していたら、やっとトースケが来ました。

トースケには離婚する意思は全くないとの事、昨夜、舅のところに来たのは、アキコの今後の治療のことや、住んでる家のこと、そんな事を話しに来たのだが、昨夜の時点でも、離婚しろって繰り返してた。まさか、日中、自分の留守中にそんな行動に出たとは思いもしなかった、と。


ところで兄貴は?ってトースケが言うけど、今日から二泊三日で泊まりの仕事。こんな肝心な時にいないのだからねぇって話したら、トースケ曰く

「兄貴も義姉さんも早くこんな家、出たがいいよ。義姉さんも、おふくろのこと、気遣う必要ないよ、あのね、昨夜、親父が言うには、幾つかある借家と貸し駐車場とこの家を、全部、菜っちゃんに譲るつもりだって、でも、自分がアキコと別れるなら、今、住んでる家だけでもお前にやるって言うから、いらないって言ったんだよ、菜っちゃんをこの家に縛るつもりだよ」

冗談じゃないっての。こっちから願い下げ。借家ったって、古家ばっかしで、今年の梅雨前の屋根修理だけで幾らかかったことか。その上、場所が悪いから、借り手も少ないし。駐車場は別の家が多いし。それにその駐車場だって、出入りしにくいって評判悪いし。

書いたら少しすっきりした。姑は、もう少し人間味のある人間かと思ってたけど、自分だって病気が発覚した時は、舅から追い出されそうになったくせに、そういう事言うのだから。

やはり、階下の世界は、人でなし、の国、だから、夏目 漱石が草枕で書いたように、

人でなしの国は人の国より住みにくかろう

住みにくいどころか住めたものではない。

アキコって人間はあまり好きじゃなかったけど、姉に言われましたよ。

アキコって友達もいなくて、兄弟とも仲悪くて、実家のお母さんだけが話し相手だった、お父さんは仕事でずっと留守だった。そんな中でトースケと結婚して、なんとなく、陽菜子に親しみが持てたんじゃないか、だから、気軽に声かけてくるのでは?だから、一番の相談相手になってやるよう努力しなさいって。

気長に付き合っていくかと思いましたね。でもやっぱ、マイペースなのかな?ご飯食べ終わって、話が済んだら、コトって寝ちゃった。片付けぐらい手伝えよなって。









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最終更新日  2006年07月08日 00時57分48秒
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