|
カテゴリ:呼吸法と発声の講座
最近、歌っている時に聞こえる自分の声が以前と少しったような気がしていた。
なんとなく、響き方が変わったような気がする。 でも、外に出ている声を聴けているのか、中で響いている声しか聞こえてないのか、その違いさえ分からない。 どちらかというと、中で響いている声だけしか聞こえていない気がする。 歌を勉強している人はみんな、自分の声を客観的にチェックするために録音するらしいし、やっぱり録音して聴いてみるべきなんだろう。 自分の声なんて聴きたくない。 自分の声は嫌い。 でも、なんか気になる。 気になるけど、自分の声は聞きたくない。 そんな堂々巡りを繰り返した挙句、先日、ようやく思い切って録音してみた。 MP3プレイヤーのヴォイスレコーディング機能を使った。 今使っているのはPhilipsのGoGear。 ものすごーく小型で操作も簡単な上に、音質もなかなか良いのでとても気に入っている。 ヴォイスレコーディング機能は初めて使ったけど、その音質はさすがに良くない。 マイクもつけずに録音するんだから、周囲の雑音をすべて拾ってしまうので、これは仕方がないか。 意外にも、自分で聴いている声に近かった。 音域によって声の響き方が違っているのが、自分で聴いているよりもさらにはっきりと聞き取れる。 面白い、コレ 特に高い方の音。 五線上の上のFやGは聴こえている声とほぼ変わりない。 響きが強い。 録音している時に、MP3プレイヤーまでの距離は変えていないのに、高音部だけが音が割れそうなくらい大音量で聞こえる。 これは、離れたら録音できないかもしれないと、比較的近くに置いたせい。 高音域に比べて、低い音域はこれでもちょっと聞こえにくいくらい。 音域の違いで声の響き方がぜんぜん違うのが良く分かる。 五線上の下のFからCくらいまでの音域の声が自分で聴いているよりもさらにぼやけた感じ。 なんとなく焦点の合っていないような、芯のない声。 たまにちょっと声が揺れる。 さらにその下の声は、音程が安定していない、声がさらにちょっと揺れてる。 ピアノの鍵盤の真ん中にあるCは失敗すると、これで歌声と言えるんだろうか??っていう声。 自分の歌声を録音して聴くなんて、なんだかナルシシストみたいで気持ち悪いなと思ってた部分もあるし、自分の声なんて聴きたくもないとも思っていた。 でも録音して聴いてみて、初めて声が外にどんな風に出ているのかが分かる。 普段歌っている時に、なんとなくココがうまくいかないなあと感じている部分がさらに強調されて聞こえてくる感じだった。 客観的に聴くことができるので、確認作業としては貴重なんだってことが良く分かった。 でもやっぱり自分の声を自分で聞くのは辛いなあ できの悪い自分の声なんて二度と聴きたくないので削除しようと思いつつ、いや、やっぱりとっておこうと思い直す。 【送料無料】カワイ出版 美声学 松尾篤興 著 声楽教本 ベストクラシック100 55::クラシック・キャスリーン・バトル~ポートレイト~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 23, 2009 05:23:04 PM
コメント(0) | コメントを書く
[呼吸法と発声の講座] カテゴリの最新記事
|